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[地方]ニュース
【ふるさと便り】旧広島市民球場の灯を消すな! 解体反対デモ
2011.2.27 21:49
旧広島市民球場の解体工事の中止を訴える市民約60人が27日、広島市中区の繁華街でデモ行進し、球場の活用策を改めて検討するようアピールした。市は平成23年度当初予算案に第2期解体工事費などを計上しているが、3月告示される市長選では解体中止を掲げる立候補予定者もおり、デモ参加者らは「球場の未来は新しい市長に委ねよう」と気勢を上げた。
球場は昨年11月から正面部分と1塁側内野席の解体が進行中。市は跡地に緑地広場を建設する計画で、新年度予算案には3塁側と外野席の解体費2億7千万円と、緑地広場の整備費3億円を盛り込んだ。
これに対し、解体に反対する別の市民グループが予算案の否決を市議会各派に申し入れるなどの動きもあり、3月8日の市議会特別委員会での採決が注目されている。
デモ行進には地元の商店主や親子連れらが集まり、球場前から出発。30分余りかけて本通商店街を歩き、買い物客らに向け「市民合意のない解体に反対」「球場を多目的スタジアムに」などと呼びかけた。参加した中区の会社員、楚輪司さん(56)は「工事を一旦止め、みんなで考え直すべきだ」と話していた。
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