厚労省が接種で痛み情報収集へ 子宮頸がんワクチン子宮頸がんの予防ワクチンの接種で、重い副作用として強い痛みが相次いで報告されているため、厚生労働省は28日、製造販売するグラクソ・スミスクラインに、海外での副作用発生状況などの情報を収集し、提供するよう求めることを決めた。 2009年12月の発売開始から今年1月末までに、約101万回が67万人(推定)に接種され、入院相当以上の重い副作用などの報告は225件(99人)。この日開かれた厚労省の調査会は「全体としては現時点で安全性に重大な懸念はない」と結論付けた。 ただ、調査会委員の医師らは、副作用の中で「注射部位の痛み」(10件)の多さを重視。さらに、最も多かった「失神」(21件)にも痛みが原因になったものが混じっているのではないかとの指摘もあり、詳しい情報を集めることにした。 【共同通信】
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