もう満足してください…「菅首相」念願の“鳩山超え”

2011.02.28

 菅直人首相(64)は28日に在任期間が266日となり、鳩山由紀夫前首相(64)と並んだ。あす3月1日には念願の“鳩山超え”となり、後顧の憂いなく(?)解散に踏み切るのではないかとの声も出ている。

 「首相執務室のカレンダーの2月28日の部分には、ハトのシールが貼ってあるという噂だ。真偽は分からないが、菅首相が“鳩山超え”を強く意識しているのは間違いない」(永田町関係者)

 歴代首相にとって在任期間は、過去の首相より自分が(少なくとも期間だけは)優れているということを具体的に示す目安となっている。福田康夫元首相が在任時、前任者の安倍晋三元首相の在任期間を「1日でも超えたいと語った」と報じられたこともある。

 菅首相も表には出さないものの、前任者への対抗意識は強烈だ。もともと負けず嫌いな性格なうえ、普天間基飛行場の「方便」発言などで現政権の足を引っ張る鳩山氏は、いわば獅子身中の虫。宿敵である小沢一郎・民主党元代表(68)と連携している点も気にくわないはずだ。

 28日時点の菅首相の在任期間は、戦後の歴代首相32人の中では24番目。今国会を乗り切って6月末まで首相を続ければ、麻生太郎、福田、安倍各氏らを抜いて19番目となるが、当面の目標だった鳩山氏を抜いたことで首相が伝家の宝刀を抜く可能性は高まってきた。

 

注目サイト