- [PR]
[事件]ニュース トピック:ネット犯罪
【入試問題流出】ネットに浮上する実名「犯人」を事実確認 都内高校生、京都府警ハイテク対策室投入
2011.3.1 09:06
(2/2ページ)
ハイテク犯罪対策室は室長以下17人。これまでにファイル共有ソフト「ウィニー」や「パーフェクトダーク」に絡む著作権法違反など、ネットを舞台にした事件を全国に先駆けて摘発してきた実績がある。
捜査では、ヤフーの協力を得てサイトの通信履歴を解析し、通信に使われたIPアドレスを割り出す。
投稿者を特定するには携帯電話会社の利用者情報も必要になるが、ある捜査幹部は「これまでに手掛けた匿名性の高い事件に比べれば、比較的速く(捜査は)進むのではないか」と自信を見せている。別の捜査員は「ネットの世界では、軽い気持ちでやったことが大問題となる危険性がある。今回の投稿も、ばれないと思ってやっていたのではないか」と指摘している。
苦情相次ぐ
京大には28日までに「監督はきちんとできていたのか」などの苦情や、徹底調査を求める内容の電話が20件以上寄せられた。
京大広報課によると、1浪して京大に合格した学生の母親と名乗る女性は「息子は苦労して入ったのに。こんなことは決して許せないので厳しく調べてほしい」と要望した。
電話はほとんどが匿名で「ペン型のカメラなど、小型の機器を使ったカンニング手口がある」との指摘もあったという。
京大は教室の大きさや受験者数に応じ2~10人の監督者を配置しており、「態勢は万全だった」としているが、短文投稿サイト「ツイッター」には「京大の試験官は全然監視してないからカンニングしほうだいだったよ。さすがに周りの受験生がいるからあれだが、トイレにいけばカンニングとか余裕な状況だった」とする書き込みもあった。
このニュースの写真
関連ニュース
- [PR]
- [PR]