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[経済・IT]ニュース
外食の「どん兵衛」事業停止で破算準備 屋号めぐり日清と訴訟
2011.3.1 13:33
日清食品との間で屋号をめぐり裁判となり、屋号を変えることで和解していた山口県萩市の外食チェーン「どん兵衛」が事業を停止し、自己破産の申請準備を進めていることが1日、民間信用調査機関の帝国データバンクの調べで分かった。
帝国データによると、材料費の高騰などで収益が悪化し、資金繰りに行き詰まったためとみられる。負債額は約5億5千万円。
どん兵衛に対しては、日清食品が、カップ入り即席うどん・そば「どん兵衛」の名前を勝手に使用されたとして名称使用の差し止めなどを求め、大阪地裁に提訴。昨年11月に外食チェーン側が今年3月末までに店名や社名を変更することを条件に和解が成立した。
帝国データバンクによると、どん兵衛は大型ショッピングセンターなどを中心にラーメンや丼物などを出す飲食店を展開。2009年10月期に約6億2700万円の売上高を計上していたが、材料高に加え、出店コストも重荷となっていたという。
訴訟をめぐっては、「日清の役員をかたった人物から商標使用の同意を得たと信じ、長年営業活動を続けてきた」などと弁明していた。
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