社会

准教授が論文ねつ造か 三重大大学院
(三重県)
 国の補助金を受けた研究論文に「ねつ造」の疑いが出ており、三重大学と名古屋大学が調査に乗り出した。三重大学によると、大学院生物資源学研究科の男性准教授が、15年前から去年にかけて執筆した論文のうち、10論文の66か所にデータのねつ造や改ざんがあるとする告発文が届いたという。告発には、准教授がデータを「盗用」したとする内容も含まれ、三重大学のほか、准教授が7年前まで勤務していた名古屋大学も委員会を組織し、調査に乗り出した。ねつ造が疑われる研究には、国から三重大学に約500万円の補助金が交付されていて、三重大学は「不正が確認されれば、補助金の返還を検討する」としている。
[ 2/28 19:06 中京テレビ]