Ｑ：
遺族年金をもらってる母親を扶養に入れる要件を教えてください。

Ａ：
扶養には、税金での扶養と、健康保険や年金など社会保険での扶養があります。

　遺族年金はその受給額にかかわらず非課税となっていますので、お母様の収入が遺族年金のみであれば、税金での扶養（扶養控除）することはできます。

　一方、社会保険での扶養の考え方は、税金と異なります。非課税というのは税金のことで社会保険では、遺族年金の収入も収入とみなされます。

　社会保険の扶養の要件には、
・主として被保険者によって生計を維持されていること。
　※同居してなくても、整形をいつにしていれば認められます。
・60歳未満で年間収入が108万円（60歳以上は180万円）、かつ被保険者の年間収入の2分の１未満
となっています。

　なお、平成20年より75歳以上の方は、後期高齢者医療制度という公的医療保険に加入しなければならなくなります。保険料も自身が負担することになり、健康保険の扶養にすることができなくなります。