「東京スポーツ映画大賞」授賞式で注目を浴びたのは「時をかける少女」「ゼブラーマン　ゼブラシティの逆襲」で主演女優賞を受賞した仲里依紗。背中がパックリと割れたセクシー衣装で壇上に上がった仲は「これまで新人賞はいただきましたけど、初めて主演女優賞をいただきました。役者としてちゃんと生きていきたい」と喜びを爆発させた。
　たけしも「こんなに振り幅が大きな女優はいない。今から目を付けとかないと。将来を考えて、早めに（主演女優賞を）やっちゃえ！と思ったんだよ」と、たけし映画への即出演オファーを予感させるほれ込みようだった。
　式後、仲は「北野さんの作品に出演できるなら、セクシーよりも組長役をやりたい！　北野監督の作品は出演者が男の人ばかりなので、女組長は面白いと思いますよ。私はアクションも大丈夫です」と仰天要求だ。
　授賞式でもたけしが「この格好がすごい！　痩せた小向美奈子みたい」との“ブラックジョーク”にも仲は「ははは〜！」と余裕の笑顔で応える大物ぶり。北野作品をきっかけにさらなる飛躍を遂げそうだ。
（撮影・仙波宏一）