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[政治]ニュース
【民主崩壊】80時間の予算審議で見えてきたのは…首相の居座りへの執念
2011.3.1 01:02
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もともとは、首相と小沢氏の一騎打ちとなった昨年9月の代表選の遺恨から始まった抗争だった。今も権力闘争という側面は否めないが、表向きは民主党政権の命綱であるマニフェスト(政権公約)を順守すべきか否かという路線闘争の様相を強めている。
象徴的なのは、政権交代の原動力だったはずの子ども手当の看板を、首相や党執行部が事実上、下ろそうとしていることだ。
岡田克也幹事長は27日、「(自公政権が導入した)児童手当法の改正であってもいい」と発言。党幹部からも「『子ども』も『児童』も一緒だよ」と、冗談ともつかぬ声すら漏れる。
首相も28日の予算委で「今後の与野党協議の可能性として(岡田氏の)発言があったのだと思う」と修正に理解を表明した。
執行部側のマニフェスト見直し路線は、「ばらまき」批判を強める野党対策から出た策だ。確かに、ねじれ国会下では、どこかの野党が協力してくれなければ、予算関連法案は一本も通らない。
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