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外国人看護師の受け入れ態勢には何が求められるか

2011年2月24日政治・国際

 EPA(経済連携協定)に基づいて2008年度に始まった外国人看護師候補者の受け入れ事業。インドネシアやフィリピンで看護師資格を持つ日本の国家試験受験者たちの多くが日本語の壁に阻まれている。難解な医療用語が「非関税障壁」になっているとの指摘も。2月20日の受験が最後のチャンスだった第一陣については、特例で在留期間の1年延長が検討されている。医療や福祉の現場への外国人の受け入れ態勢には何が足りないのか。海外の外国人看護師受け入れ事情はどうなっているのか。※試験を終えてホッとした表情を見せる、外国人看護師候補者たち=20日午後、大阪府東大阪市。

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脇阪紀行

外国人看護婦問題:「開国」の看板が泣いている

脇阪紀行
 2月20日、戦後始まってから100回目という看護師の国家試験が行われた。5万人強の受験生の中には、インドネシアやフィリピンとの経済連携協定(EPA)によって滞在中の看護師候補たちの姿があった。インドネシアからの第一陣が来日してから3年。昨年の受験者254人のうちの合格者はわずか3人だった。今回は400人近くが受けたと見られているが、3月25日に行われる発表での合格者数は、せいぜい30人前後だといわれている。これでは、EPAは外国人看護師の「締め出し協定」だと批判されても仕方あるまい。もはや国家・・・続きを読む

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