国立天文台は、2012年の春分の日を3月20日、秋分の日を9月22日とする二十四節気などを記した暦要項を、1日付の官報で発表した。
同天文台によると、春分と秋分は、地球と太陽の位置関係で決まる。秋分の日は近年は23日が続き、23日以外になるのは33年ぶり、22日は1896年以来という。
12年には日食が2回、月食が1回ある。5月21日の日食は、関東のほぼ全域と中部、近畿、四国、九州南部で太陽がリング状に輝く金環食が起こり、そのほかの地域では部分食となる。6月4日には、全国で部分月食が起こる。
6月6日には太陽、金星、地球がこの順でほぼ一直線に並び、金星が太陽の手前を横切る現象が全国で起こる。
国立天文台は二十四節気のほか、月の満ち欠けや日の出日の入りなどを計算し、年1回、翌年の暦として発表している。