警視庁地域総務課は27日、酒に酔い保護される際に暴れて警察官に押さえ付けられた東京都北区の男性(25)が、意識を失い、搬送先の病院で死亡したと発表した。
同課によると、27日午前1時ごろ、板橋区清水町の住人から「男5人が自販機を壊している」とパトロール中の志村署巡査に訴えがあった。何人かは逃走したが、別の署員が約200メートル先の植え込みに隠れていた男性を発見。暴れたため、路上にあおむけに押さえ付けた。
しかし、男性は「触るんじゃねえ」などと抵抗。板橋署員数人とともに足を保護バンドで結束すると、顔色が悪化し、脈拍も弱くなった。死因は不詳という。
同課の早戸和道課長は「対応には問題なかったと考えているが、詳細はこれから調査したい」としている。