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直リンクを防ぐには?…禁止と言っても無駄

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「直リンク禁止!」と言っても無駄

「無断リンクは禁止!」・「直リンクは禁止します」と宣言しているウェブサイトをたまに見かけます。 禁止しようと思うことは自由ですが、「禁止します」と宣言しただけではまったく意味がありません。 誰でもどこへでも自由にリンクできるのがウェブです。 制作者が「リンクは禁止します」と言ったところで、そこには何の強制力もありません。 どうしてもリンクを禁止したい場合には、技術的な手段を使ってアクセス制限を施すしかありません。

そこで今回は、外部サイトからの直接リンクを技術的に制限する方法についてご紹介致します。

直リンクを禁止する主な用途

たいていのウェブサイトは、人々に見てもらうために公開しているでしょう。 とすると、外部サイトからリンクされることは、歓迎こそすれ、拒否するものではないでしょう。 しかし、以下のような場合には、直リンクを拒否せざるを得ないこともあります。

  • 画像素材を配布しているが、外部サイトからの直接参照が多くてサーバに余計な負荷がかかってしまう。 そのため、画像だけは外部サイトから直接参照できないようにしたい。
  • イラストや写真を公開しているが、画像ファイルに直接リンクされると説明文などが表示されない問題がある。 画像ではなく「画像を表示しているページ(HTML)」にリンクしてほしい。

上記のような場合には、技術的にリンク(参照)を制限すると便利です。

リンクを禁止するその他の用途

あまり望ましい用途とは言えませんが、以下のような場合も考えられます。

■トップページにだけリンクしてほしい

「リンクする場合には必ずトップページに! 他のページにはリンク禁止!」と書いているサイト(=ディープリンクを禁止しているサイト)もよく見かけます。 しかし、「禁止します!」と宣言するだけでは何の意味もありません。 このような場合にも、今回ご紹介する「リンクを拒否する技術的な方法」が使えます。

ただし、ウェブサイトのアクセス数を向上させたいと思うなら、どのページへのリンクも禁止しないことをお勧めします。 トップページから順番に閲覧してほしいと思う気持ちは理解できます。 しかし、何かの情報を探しているアクセス者は、最初に見たページに望みの情報が掲載されていなければ、さっさと別のサイトへ行ってしまう可能性があります。 せっかく得られたアクセス者を逃さないためには、ディープリンクの方が望ましいと言えるでしょう。

アクセス数を向上させるには、リンクに制限を設けないことが大切です。
そのことを分かった上で、それでもディープリンクを禁止したい場合は、今回ご紹介する技術的な制限方法を使いましょう。

■あらゆるリンクを許可制にしたい。無断リンクを禁止したい。

一般的にウェブサイトへのリンクは許可制ではありません。 誰でもどこへでも自由にリンクできます。 どうしてもリンクを許可制にしたい場合には、今回ご紹介する方法が使えます。 1サイトずつ登録し、登録されていないサイトからのリンクを技術的に拒否することが可能です。

言うまでもありませんが、アクセス数を増やそうと思っているなら、許可制にはしない方が良いでしょう。

リンク制限よりアクセス認証の方が望ましい場合

直リンクを拒否するよりも、アクセス認証を使う方が良い場合もあります。

■特定の人々にだけ見せるサイトなんだ!…という場合

この場合は、IDとパスワードによるアクセス認証を使いましょう。 「基本認証(BASIC認証)」という方法を使えば、簡単にアクセス制限を施せます。 このような認証を使わない限り、広く公開されたウェブ上で「特定の人々以外には閲覧できないようにする」ことは不可能です。 基本認証の方法は、記事「基本認証でアクセス制限をかける方法」でご紹介していますので、そちらをご参照下さい。

今回の記事でご紹介するのは、ある特定のファイル(画像やHTML)を、外部サイトから直接リンクされないようにする方法(※正確には「リンクされてもエラーメッセージを表示して、閲覧できなくする方法」)です。

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最終更新者:西村 文宏 (更新日:2007年02月02日)

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