営業・マーケティング(国内) 常岡 厚志
「お客様目線」を大切に、商品の魅力を伝えきる。
デジタルAVCマーケティング本部は、テレビやデジカメなどデジタルAV関連商品の販売戦略を担います。いかにお客様にパナソニック商品の魅力を伝え、買っていただくか、知恵を絞っています。今、私が担当しているのは、デジタルビデオカメラの店頭販促。お客様との接点である各店舗を回って、販売員と話をしながらお客様の反応を調査。その結果をもとに、カタログの内容、展示台のディスプレイ、店頭でのキャンペーン内容などを企画しています。
ムービーは、赤ちゃんが生まれたり、運動会など家族の大切なイベントの時に必要とされる商品です。ターゲットは、子供が生まれる前後のお父さん・お母さん。さらにおじいちゃんやおばあちゃんにまで広げていきたい。でも一方で、最近ではデジカメでも手軽にムービーが撮れる時代です。では、ビデオカメラには何が求められているのか。市場調査を行ってみると、「子供の映像は、しっかり撮って残したい」というニーズがあることが分かりました。そこで、性能や使用するシーンをしっかり伝えることが大切だと考え、お客様に理解していただけるように、販売員の方が伝えやすいように、店頭販促や宣伝広報を展開しています。自分が必死に考えたカタログを見ながら、楽しそうに商品を選んでいる人を店頭で見たら、やっぱりうれしいですね。
いかに「お客様目線」に近づくか。それがマーケティングの極意。
学生時代から、パナソニックが好きでした。「丸みのあるかっこよさ」というか、CMや商品などのイメージが積み重なって、自分に合っているんじゃないかと。「自分がその中に入って、ブランドをつくっていったらどうなるだろう」と思って、入社を決めました。いずれは世界市場を舞台に、仕事をしてみたいですね。でも今は、日本市場でもっと勉強したいというのが正直な気持ち。日本の消費者は、常に時代の最先端をいく商品に触れてきた「世界で一番目の肥えた消費者」です。この市場で売れるためには、価格だけでなく機能や付加価値も厳しく問われるため、CMや雑誌広告だけでなく販売店の方にいかに商品の魅力を伝えてもらえるかも重要。それだけにマーケティングも難しくなりますが、だからこそおもしろいんです。
今、強く感じているのは、お客様の目線に立つことの大切さ。でも、9年目を迎えた今、少しずつお客様の目線から離れてしまっているように感じています。たとえば「ハイビジョン」という言葉も、一般の方にとっては分かりにくい「専門用語」。でも、普通に使ってしまう自分がいる。少しでもお客様の目線に近づけるように、いろんな世代の感覚を持ちあわせたい。そのために、社内でも社外でも、誰とでもよくしゃべるように心がけています。日々努力し続けないといけないですね。
若いうちから大きな仕事を任される。「人を育てる文化」こそパナソニックの魅力。
入社前は「大企業だし歯車的になるのかな」と思っていたのですが、「やってみろ」とどんどん仕事を任されることに驚きました。私も入社してすぐに「ビエラ」の宣伝企画を担当。「ビエラ」はパナソニックブランドの顔ですから、正直びっくりしましたよ。「僕でいいの?」ってね。でも、若いうちに大きいミッションを与えられれば燃えますし、上司の的確なディレクションや先輩のアドバイスなどサポートもあるので、必死にやればなんとかなるもの。そうやって大きなミッションをやり切れば、それだけ大きな成果が返ってきます。「人を育てる文化」がある。それが、パナソニックの魅力だと思います。
また、商品領域の幅広さ、ラインナップも他社にはない魅力です。たとえば「ビエラリンク」でも、インターホンまでつなげることができるのはパナソニックだけ。パナソニックだからこそ、実現できる世界があるんです。今後は、商品だけでなく、パナソニックブランド全体のプロモーションをプロデュースできるようになりたい。そのためにも、商品企画や営業など他の仕事も経験してみたいですね。その上でプロモーションに戻ってくるというのが、今、私が描いているキャリアプランです。もっと多くの人に、パナソニックを好きになってもらいたい。そのために、まだまだやるべきことがたくさんあります。
いろんな街に住んでみたくて、よく引越しをするんです。入社2年目から、すでに5軒目。
銀座の近くに住んでみたり、3人でルームシェアに挑戦したり。
常に新しい感覚を磨き続けることも、マーケッターの使命ですからね。(笑)