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東京の

ソーシャル・カンニング? いいね!

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小飼弾提供:404 Blog Not Found

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高学歴でも失敗する人学歴なしでも成功する人

勝間和代

先日「高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人」を献本いただいた。この場を借りて御礼。この本、このタイミングで林原をヨイショしてたりしてあちゃあ、やっちまったあというのは簡単なのだけど、一ついいこと言っている。

それは「ストリート・スマートは甘え上手」ということ。

自力救済に固執しないってこと。どんどん甘えて、それ以上にどんどん甘えさせる。

「こいつに頼めば、何とかなる」。大事なのはそこであって、「自分で何とかする」かどうかは二の次。

ただし、人に頼んで何とかしたのに、自分でやったと言い張るのは、まさしく cheating 。日本語ではなぜか「カンニング」と呼ばれるこの言葉、英語ではずっと重い。どれくらい重いかと言えば、この言葉が「不倫」を意味することからもわかる。

"aicezuki"クンがなぜ駄目なのか、本当の理由はここにある。

答えを外注したことじゃない。日本の大学ではどうか知らないけど、私がいた大学では、考査のほとんどは open book 。教科書も参考書もノートも持ち込み自由。実際のところ、教科書なんてのんびり調べている暇はないんだけど、それでも「学力」に「調べる力」を含めていることは、ウェブがなかった当時から open だった。

"aicezuki"クンを看過できないのは、それを内製したと--入試というシステム上、自動的に--主張しているからなんだよ。産地偽造を看過しがたいのと同じ。それじゃ産地は浮かばれないよね。

だけれども、頼んだ人に謝辞を述べることまで含めて、人から力を借りて何かを成し遂げることを、今後の入学審査ではポジティブに評価するべきなんじゃないかな? 全員「甘ったれ」ではアカン、ということであれば「全裸入試枠」を別に用意すればいいだけの話だし。

具体的にどうするかは、私も「自力」ではなくこうして読者のみなさんに「甘える」ことにして。

Dan the "Social Cheater"
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小飼弾

オープンソース開発者。ディーエイエヌ有限会社代表取締役。
Dan Kogai (dankogai) - Twitter

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