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東京の

ソーシャル・カンニング? いいね!

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小飼弾提供:404 Blog Not Found

ただの「ソーシャル・カンニング」(social cheating)として片付けるのは簡単だけど…
[入試ネット投稿]京大が被害届提出へ 偽計業務妨害の疑い(毎日新聞) - livedoor ニュース
入試問題が試験時間中にインターネットの質問掲示板「ヤフー知恵袋」に投稿された問題で、京都大は27日、偽計業務妨害の疑いがあるとして京都府警川端署へ28日に被害届を出すことを明らかにした。同志社大も京大などとの連携を表明しており、追随するとみられる。入試問題漏えいが刑事事件に発展する可能性が出てきた。

そうやって片付けちゃうのはもったいないんじゃないかな。
教える側も、教わる側も。

今まで通り、「自力で答えを出す人」が欲しければ、対策は簡単。
全裸で受験するようにすればいい。
全裸が無理なら水着ってところか。
だけど、京大が欲しているのはそういう人なの?
いや、税金を投じているのだから、納税者たる我々が欲しているのは、こう言い切っちゃってかまわない。
我々が京大生に欲しているのは、そういう人なの?
むしろ「答えがいの質問をする人」「解きがいのある問題を見つける人」ではないのかな?
ほぼ日刊イトイ新聞 - 適切な大きさの問題さえ梅田 生まれれば。
そうです、そうです。
ぼくは、「Ruby」という
オープンソースのプログラムをつくった
まつもとゆきひろさんという人に
「オープンソースの秘密」について
うかがったことがあるんですけど、
彼がとても興味深いことを言ってたんです。
どういうことかというと、
彼にはまず、つくりたいものがあるんですね。
誰かのために、というのではなく、
「自分はこういうものがつくりたい」と思って
ひとりでダーッとつくっていく。
そうすると、自然に適切な大きさの
問題が生まれていくというんですね。
たとえば、自分のつくりたいことが、
この机いっぱいくらいの大きさだとすると、
「この机いっぱいの大きさのものをつくる」
と宣言してつくりはじめるんだけど、
人間ひとりのできることには限界があるから、
まあ、一部分だけしかできない、と。
そうすると、あいつが言ってたのに
できてないところがここにあるぞ、とか、
つくったというけど欠陥があるぞ、とか、
毎日毎日動きを続けていると、
適切な大きさの問題が
つぎからつぎに生まれるんだそうです。
で、それさえ生まれれば、
インターネット上にはそれを解決する人が現れる。
新聞にクロスワードパズルが載っていたら
それを解く人がいるように、
それをみんなが解いていくんだと。
そのRubyには、最近中学生コミッターが誕生したけど、@sora_h みたいな子じゃないの?本当に欲しいのは。

asin:B003VTG164
アポロ13

大人の社会では、「自力で答えを出す」というのは模範解答でも何でもない。

もしそれが模範解答だったら、アポロ13号の乗組員たちが生還することはなかった。実際のところは、ご存知のとおり。ご存知ないかたは映画を。三名がやったのは、"aicezuki"クンと全く同じ、問題を正確にヒューストンに報告すること。解いたのは、「地上の星」たち。空気清浄機一つこさえるのだって、地上で手順を細かく定めた上で、三名はそれに一つ一つ従っている。

三名にあったのは、 knowledge ではなく literacy 。Literacy とは何か?
甘える力、なんじゃないかな。
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小飼弾

オープンソース開発者。ディーエイエヌ有限会社代表取締役。
Dan Kogai (dankogai) - Twitter

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