対立する暴力団幹部を射殺し、現在服役中の組員の家族に慰労金を支払っていたとされる山口組ナンバー3の男の初公判で、男は起訴内容を認めました。
暴力団対策法違反の罪に問われているのは、山口組総本部長で宅見組組長の入江禎被告(66)です。
起訴状によりますと、入江被告は宅見勝前組長が射殺された報復として中野会幹部を射殺し、現在服役している組員の妻に対し、慰労金として2008年11月から去年4月までの間にあわせて390万円を振り込んだとされています。
28日開かれた初公判で、入江被告は「まちがいないです」と起訴内容を認めました。
検察側は「『今日の宅見組があるのは、服役している組員の功績のおかげ』などとして月々10〜30万円を支払った」としています。 (02/28 12:34)
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