京都大などの入試問題がインターネットの質問サイトに投稿された問題で、短文投稿サイト「ツイッター」に「京大の試験官は監視してなかった」などとの書き込みがあったことが28日、分かった。
入試問題を「ヤフー知恵袋」に投稿した人物と同じハンドルネームが交流サイト「ミクシィ」にもあり、ミクシィの自己紹介文とツイッターの自己紹介文が同様の内容だった。ミクシィには、都内の高校に通う18歳の男子生徒と書き込んでおり、名前の記載もあった。
さらにツイッターにはこの名前をアルファベットにしたハンドルネームで、入試問題が投稿されたとの報道があった後の、27日未明から早朝にかけて数回にわたって書き込みがあった。ツイッターは報道前に開設されていた。
内容は「京大の試験官は全然監視してないからカンニングしほうだいだったよ。さすがに周りの受験生がいるからあれだが、少なくともトイレにいけばカンニングとか余裕な状況だった」などとしていた。
ほかに「今年の京大数学激易化だからカンニングとか無意味」「カンニングしたやつが悪いんじゃなく、今回のは完全に大学側が悪い」との書き込みもあった。
ヤフー質問欄に25日、入試問題を投稿した人物のハンドルネームは「aicezuki」で、同じハンドルネームがミクシィでも使われていた。
ミクシィ、ツイッターとも27日ですべての書き込みが消去されている。
毎日新聞 2011年2月28日 13時18分(最終更新 2月28日 13時27分)