上野原医師会(渡部一雄会長)はこのほど、上野原市の新市立病院建設を巡って対立してきた江口英雄市長の後援会のビラが同医師会の名誉を傷付けたとして、市長に対して公文書での謝罪を求める声明文を発表した。
声明文によると、江口市長の後援会は昨年3月、同医師会を中傷する内容のビラを市内全域に配布したという。
新病院の本体工事着工に不可欠な周辺道路造成予定地に水路を持つ地権者の上野原土地改良区(理事長・奈良明彦前市長)は今年1月、江口市長と同医師会の将来の和解を条件に、市が造成工事で土地を使用することに同意。だが、同医師会は、江口市長が公文書でビラの内容を撤回して謝罪しない限り、和解しない方針を示している。【福沢光一】
毎日新聞 2011年2月28日 地方版