ボクシングの元WBA世界フライ級王者・坂田健史氏(31)が27日、都内のホテルで会見し、今年4月の東京都稲城市議会議員選に出馬することを表明した。坂田氏は昨年9月にWBA世界フライ級王者・亀田大毅(亀田)に挑戦し、判定負け。今年1月13日に現役引退を表明した。
広島県出身の坂田氏は、06年7月に志江さんと結婚。現役時代は、稲城市にある志江さんの実家に住み、協栄ジムに通っていた。同市には後援会があったことから、現役時代に支援してくれた人たちへの恩返しとして市議会議員選出馬を決意したという。
坂田氏は07年3月にWBA世界フライ級王者ロレンソ・パーラ(ベネズエラ)を下して世界王座を獲得し、4度防衛。旺盛なスタミナを武器に、猛烈ファイターとしてリングを沸かせた。遅咲きの王者として人気を博し、一方で亀田兄弟のライバルとして注目を浴びた。ボクサー時代の通算成績は36勝(17KO)6敗2分け。3月14日に後楽園ホールで引退セレモニーを行う。
ソーシャルブックマーク・RSS・twitter・Facebook