「東京マラソン」(27日、東京都庁〜東京ビッグサイト)
男子は埼玉県職員の公務員ランナー・川内優輝(23)=埼玉陸協=が2時間8分37秒で日本人トップの3位に入り、世界選手権(8月・韓国、大邱)代表に内定。実業団に所属しない市民ランナー・川内の激走は、陸連にも衝撃を与えた。日本陸上連盟の沢木専務理事が「川内くんのような異色のランナーがクローズアップされたことは、既存のチームにショックを与えたと思う」と話せば、木内長距離・ロード特別対策委員長代行も「エリートランナーはもうちょっとしっかりしろということ。一昔前はみんな川内くんのようなハングリーさがあった」と、振るわなかった実業団組をチクリ。
中国電力の監督でもある坂口男子マラソン部長は「実業団に強みがあるのは明らか」とフォローしながらも、「ショック療法になる」と話した。
(2011年2月27日)
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