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涼宮ハルヒの連続 |
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涼宮ハルヒの連続 |
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「……俺もとうとうこの春から高校生か……」
キョンはそのような事を呟きながら、高校へと続く長い通学路を歩いていた。
真新しい北高の制服。
同じ中学から来ている知り合いの姿もちらほらと見える。
しかし、キョンと親しかった友人の姿は辺りに見当たらない。
「やっぱり、この時間じゃ国木田も来てないか。何でこんな早い時間に登校しちまったんだ?」
遅刻しそうになってこの心臓破りの坂を全力疾走するのもごめんだが、少し早く家を出過ぎてしまったようだ。
「妹じゃあるまいし、俺は何を張り切っているんだ」
キョンはそう言ってため息をついた。
彼はすっかり忘れてしまっていたのだ、この通学路を歩くのは初めてでない事を。
頭は記憶していなくても身体はペースを覚えていたのだった。 |
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