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【大リーグ】

松井の守備は見られない!? DH&代打に専念か…監督が示唆

2011年2月27日 紙面から

 【フェニックス(米アリゾナ州)穐村賢】 今季は松井のグラブさばきが見られない!? アスレチックスの松井秀喜外野手(36)=前エンゼルス=が、ボブ・ゲレン監督(49)の外野構想から事実上外れた。25日(日本時間26日)、今季の外野構想について触れた同監督から松井の名前は挙がらなかった。外野手としては実質6番手以下で、2年ぶりに指名打者(DH)・代打専念となる可能性は高く、新しい深緑のグラブで守備に就く姿を楽しみにしていたファンにとっては寂しいシーズンになるかもしれない。松井はこの日の紅白戦は欠場した。

 左翼を守る55番は見られないのか。ゲレン監督はこの日の紅白戦後に外野手の起用法について、レギュラー3人(左翼ウィリンハム、中堅クリスプ、右翼デヘスス)に休養が必要な場合には「若手のカーターや、一塁も守れるジャクソンを起用する機会が増える」と明言した。彼らより前に、チームには2年連続で打率2割9分台の好打者・スウィーニーも控える。カーターとジャクソンのどちらかはマイナーに降格する可能性が高いとはいえ、それでも松井は6番手以下という扱い。DH制のないナ・リーグ本拠地の交流戦では、おそらく代打要員だ。

 この日の松井は「チームプランに従うだけ」と多くを語らなかったが、エンゼルスに在籍した昨年は18試合(先発17試合)で守り、5月5日のレッドソックス戦では2年ぶりに本塁で補殺を記録するなど無難にこなした。今年は「盗塁も可能」といわれるほど膝の状態が良く、守備練習にも積極的に参加している。

 数日前にも松井は「このチームでの第一の仕事は打つこと。ただ、いつ声がかかっても言いように、外野守備の準備はしておく」と話していた。チームカラーに合わせて新調した深緑のグラブで打球をさばく姿を、ぜひ公式戦で見たいものだが…。

 

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