広島市西区の草津地区の練り製品店経営者たちでつくる広島蒲鉾協同組合青年部(西区)は、魚のすり身に地元食材を練り込んで揚げた「草津じゃ天」の本格生産に乗り出す。12種類の商品を展開し、スーパーなどへの販路拡大を目指す。
広島県産ネギ入りや瀬戸内海産のじゃこ、ひじき入りなどを新たに開発した。3月に西区のスーパーを中心に発売する。さばいた鮮魚のすり身を生地に練り込むなど、伝統製法にこだわった商品もある。価格は全て258円。
昨冬に4商品を売り出し、販売が好調だったため本格展開を決めた。かまぼこやちくわなどの他の練り製品でもブランド化を目指す。水産卸のホソダ(西区)がスーパーなどへの営業を担い、開発にも加わっている。
同組合に加盟する練り製品店は14店でピークの約5分の1に減っており、業者間で連携を強化し販路拡大を図る。青年部の山田一幸会長は「天ぷらやかまぼこの草津ブランドを定着させたい」と意気込んでいる。
【写真説明】地元食材を使った天ぷら「草津じゃ天」を手にする山田会長(左端)たち
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