十勝毎日新聞社ニュース
民主に不満?大地が木村氏の知事選推薦を撤回
2011年02月27日 15時15分
新党大地は4月の道知事選に出馬予定の元農林水産省企画官で、民主党推薦の木村俊昭氏(50)を自主投票とすることを決めた。今月1日に新党大地として木村氏を推薦していたが撤回した。道議選や市議選ですでに協力関係にある民主党候補への選挙支援は維持する。
新党大地代表代行の浅野貴博衆院議員が24日に民主党北海道の荒井聡代表に、自主投票とすることを伝えたという。浅野衆院議員の宮野明秘書は27日午前、十勝毎日新聞の取材に対して「木村氏は北海道にこだわる人、北海道に骨を埋める人として推薦していたが、選挙をめぐる民主党の対応が不適切だという各地の支持者の話を聞き、鈴木宗男代表とも相談して党として決めた」と話した。
民主党北海道の佐野法充幹事長は「昨日(26日)、荒井代表から新党大地が自主投票にしたいという旨を聞いた。事情が分からないので明日(28日)以降しっかり理由を聞きたい」と話した。
道議選や市議選で新党大地と民主党は協力関係を築いており、「知事選以外では選挙協力を継続」(宮野秘書)としている。
民主党十勝の合同選対本部長でもある石川知裕衆院議員は27日、「自主投票であり、相手を応援するわけではない。新党大地の方々には引き続き支援をお願いしていく。十勝では従来の信頼関係を保ち、知事選、道議選ともに勝利できるよう頑張りたい」と述べた。