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外国記者らを徹底マーク=集会を警戒―ウルムチ

2011年2月27日21時41分

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 【ウルムチ(中国新疆ウイグル自治区)時事】中国新疆ウイグル自治区ウルムチでは27日、民主化を求める集会開催の呼び掛けがあった場所の周辺で、当局者が外国メディアの動きを徹底的にマークした。記者らが動いて、やじ馬が集まらないよう警戒したとみられる。

 インターネット上で呼び掛けられたウルムチ市内の集会場所は2カ所。映画館前は自動小銃を持った警察官がにらみを利かせ、人民広場も警察官が隊列を成してパトロール。外国人記者は宿泊先から尾行された。2カ所に人だかりができることはなかった。

 市内のデパートでは「上海の友人からの連絡で集会の呼び掛けを知った」という20代の女性もいた。ただ、「関心はない」と素っ気ない。44歳のタクシー運転手の漢族男性は「中東情勢の悪化はニュースで見た。でも、今、新疆への影響を心配する市民はいない」と語った。

 ウイグル族居住区にある掲示板には、エジプトのムバラク前大統領やリビアのカダフィ大佐の写真を掲載したウイグル語の新聞が張ってあった。見入っていた住民は「もちろん、関心はある。でも、遠い国の話」と言葉少な。近くにはウイグル族の警官がいた。 

[時事通信社]

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