おととし7月、ファストフード店「モスバーガー」の福岡市と飯塚市の店舗で起きた一酸化炭素中毒事故で、警察はきょう、当時の店長ら4人を、業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。

「モスバーガー」ではおととし7月、福岡市の笹丘店と飯塚市の飯塚幸袋店の2つの店舗で一酸化炭素中毒事故が相次ぎ、客や従業員などあわせて11人が病院で治療を受けました。

症状はいずれも軽症でした。

警察は、安全管理に問題がなかったか捜査を進めていましたが、笹丘店では事故当時、厨房の換気扇が作動していなかったことが分かりました。

また、飯塚幸袋店では換気扇が故障していることを知りながら、営業を続けていたということです。

このため、警察はきょう、安全管理を怠ったとして、笹丘店の当時の店長と飯塚幸袋店をフランチャイズ経営する会社の社長らあわせて4人を、業務上過失傷害容疑で書類送検しました。