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【海外事件簿】反捕鯨団体SSがさらに装備増強 腐乱臭詰め投擲弾も用意
2010.12.25 12:00
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前回、日本側は各船に複数のカメラマンを乗船させ、SSの過激な妨害活動をデジタルカメラで撮影。動画像データを衛星回線で東京まで飛ばし、即時広報態勢を取ることによって、SSの暴力を、動かぬ証拠で全世界に告発することに成功した。一方で、SSは質・量ともに、広報態勢は後れをとり、情報戦では終始、劣勢に置かれた。
今回、スティーブ号はオーストラリアのホバート港に停泊中、船体後方に、球状の物体が新たに設置されていることが確認された。日本側関係者は「形状から見ると、新しい衛星用アンテナの可能性が高い」と指摘。SSは前回の教訓をもとに、情報戦を有利に展開するために、通信設備の拡充を図ったとみられる。
また、スティーブ号に格納され、妨害時には日本船に張り付いて航行を邪魔する高速ゴムボートの数も2隻から3隻に増えたことも確認された。
さらに、今回、SSは日本船に投擲(とうてき)するための瓶に、「Pseudo Corpse」という化学物質を詰めることも明らかにした。これは、警察犬の訓練のために使われ、動物の腐乱臭のような強烈な臭いを発する液体という。日本船に投げつけることで、悪臭を拡散させ、甲板での船員の活動に支障を与えようとする狙いがあるとみられる。
ワトソンは12月中旬に公式HPに声明を出し、「われわれは、南極海でクジラを殺す行為を、殺人と同じだと考えている。われわれは自分たちの命に代えて、クジラを守ってみせる」と挑発した。
例年通りのルートならば、12月初旬に日本を出港した捕鯨船団は今月末から1月初旬にかけて、南極海海域の調査捕鯨エリアに到達する。
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