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浅間山荘、中国系企業の手に 元活動家「歴史の皮肉」(2/2ページ)

2011年2月26日15時0分

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写真:あさま山荘事件後、改修と一部増築がおこなわれた=長野県軽井沢町、平出写す拡大あさま山荘事件後、改修と一部増築がおこなわれた=長野県軽井沢町、平出写す

図:  拡大  

 同山荘は事件の3年前、河合楽器の保養施設(鉄筋コンクリート3階建て)として建てられた。事件後は、デザイン会社が工房として使っていた。1月に訪ねたときには、このデザイン会社の朽ちた看板が玄関わきに残っていた。窓にレースのカーテンがひかれ、人の気配はなく、風雪を感じさせた。

 事件を起こした連合赤軍の一翼だった「革命左派」は、「毛沢東主義を基調」(警察白書)とする親中国派。元全共闘活動家の最首悟(さいしゅ・さとる)和光大名誉教授(74)は「中国体制下にある企業が、かつて日本の親中国派が暴力で占拠した建物を、資本主義のルールで買収した。世界覇権思想にもとづく行動にも見えて、歴史の皮肉を感じる」と話した。(平出義明、伊東大治)

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