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2006-07-16 Sun 13:00
いちいちrpmファイルをダウンロードしてインストールするのが面倒なのでyumを使ってみることにしました。 今まではrpmファイルでがんばっていました。rpmファイルをダウンロードして、rpmコマンドでいざインストールしようとすると、実は依存性のあるパッケージがあって、エラーになります。それでそのパッケージのrpmを探してダウンロードし、今度こそインストールしようとrpmコマンドを実行すると、また他に必要なパッケージがありますエラー。またrpmを探してダウンロードし、というふうに1個インストールするのにすごい手間がかかることがありました。それでもrpmになる前はmakeに失敗してどうしたらいいかわかならなくなるよりだいぶよくなっているわけですが。CentOSでは標準がyumになり、使ってみて劇的に便利だったのでしつこく使い続けているRedHat9でも使いたいと思った次第です。
さて、問題はRedHat9の場合、当初はRedHatが更新パッケージを提供していたのですが、現在では提供されていません。細々と更新パッケージを提供しているのは、RedHat9が出たときには存在していなかったFedora Legacyプロジェクトです。 yumの設定にFedora Legacyプロジェクトを追加しましょう。 /etc/yum.conf に以下を追加します。
exclude=kernel*
[fedora-legacy] name=Fedora Legacy update for $releasever ($basearch) baseurl= http://download.fedoralegacy.org/redhat/$releasever/updates/$basearch/ # http://riksun.riken.go.jp/pub/Linux/fedoralegacy/redhat/$releasever/os/$basearch/
ダウンロードしたパッケージをインストールするにはGPGキーも必要です。インストールしておきましょう。
wget http://www.fedoralegacy.org/FEDORA-LEGACY-GPG-KEY rpm --import FEDORA-LEGACY-GPG-KEY
もともとyum.confに設定されているURLで、すでにつながらなくなっているものがあるのでコメントアウトします。
#[fedora-stable] #name=Fedora Linux / stable for Red Hat Linux $releasever ($basearch) #baseurl= # http://download.fedora.us/fedora/redhat/$releasever/$basearch/yum/stable/ : (途中省略) #gpgcheck=1 #failovermethod=priority
私の場合、初めて使ったのですがその他のGPGキーもインストールしないとエラーになりました。ローカルにあるGPGキーをインストールします。
rpm --import /usr/share/doc/yum-2.0.3/*GPG-KEY
yum check-update として、うまく動作するか確認します。初めて動作させるときは時間がかかります。
簡単なyumの使い方。 yum list [パッケージ名] yum install [パッケージ名] yum update [パッケージ名]
MySQLなんかも簡単にインストールできて実に快適です。
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