政治【自由が危ない】北沢防衛相「火の粉もないところに捏造記事」 本紙の保全隊報道を批判2011.2.7 19:19

  • [PR]

[政治]ニュース トピック:自衛隊

  • メッセ
  • 印刷

【自由が危ない】
北沢防衛相「火の粉もないところに捏造記事」 本紙の保全隊報道を批判

2011.2.7 19:19

 自衛隊の情報保全隊が自衛隊OBの自民党国会議員らの講演を潜入監視していた問題で、北沢俊美防衛相は7日の衆院予算委員会で「潜入監視はない」と否定。この問題を報じた本紙記事を「火の粉もないところから煙が出た。捏造(ねつぞう)のような記事にびっくりしている。自衛隊内に秘密警察的な動きがあることを喧伝(けんでん)されるのは迷惑だ」と批判した。自民党の小野寺五典氏の質問に答えた。

 北沢氏は「保全隊は隊員を保護するために活動している。外部の諜報活動をする話ではない」と強調する一方、「誰を対象にしたかを公表すれば隊の使命を根底から覆すことになる」と活動内容の開示を拒んだ。

 また、自衛隊OBの宇都隆史自民党参院議員の講演会に保全隊員が出席していたことは認めたが、「主催者が、出席した隊員の仲人であり、自衛隊のOBでもあったため出席した」と説明し、任務だったことを否定。宇都氏と佐藤正久自民党参院議員は「(監視の)対象外だ」とも述べた。

 情報保全隊はイージス艦情報漏洩(ろうえい)事件後、機密保全強化と情報収集の効率化に向け、平成21年に陸海空3自衛隊の情報保全隊を防衛相直轄部隊に統合した。全国で所属隊員は約1千人。

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital