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閑想閑話:浜田市の県立大1年、平岡都さんの… /島根

 浜田市の県立大1年、平岡都さんの死体遺棄事件で、警察庁が特別報奨金制度の適用延長を決めた。平岡さんが行方不明となってから26日でちょうど1年4カ月。事件発生当初に取材にかかわった者として、一日も早い解決をただただ願うばかりだ▲犯人逮捕には至っていないが、「二度と悲しい事件を繰り返さないように」という思いはあちこちで具体化してきている。事件発生後、県内の防犯への取り組みは大きく変わった。各地で防犯灯設置が進み、浜田市では市が街頭防犯カメラの設置にも取り組む。出雲市でも今月、住民による防犯カメラの運用が始まった▲同市の例では、モニター監視はせず「防犯カメラ監視中」と書かれた大きな看板もある。設置を進めた住民が「監視ではなく抑止」と言うように、プライバシーへの配慮は感じられる。防犯カメラが事件解決に貢献した例もたくさん見てきたからその有効性も分かる。でも、街中にカメラを増やさなければ安全を確保できない社会を思うと、少し寂しい。【細谷拓海】

毎日新聞 2011年2月26日 地方版

 
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