横綱・白鵬が社会貢献活動…老人ホームなど訪問

　大相撲の横綱・白鵬は２６日、師匠の宮城野親方（元幕内竹葉山）らとともに堺市内の保育園や老人ホームなど３か所を訪問した。八百長問題を受けて日本相撲協会は社会貢献活動を奨励しており、問題発覚後に横綱が活動するのは初めて。

　白鵬が所属する宮城野部屋では例年、堺市内に春場所の宿舎を置いている。前日に東京都内で大関魁皇らと会合を開いて八百長問題について対応を協議した白鵬は、この日に大阪入り。記念撮影や園児と相撲を取るなどして交流し「角界が大変な状態ではありますが、力士たちは一生懸命やっていますので応援よろしくお願いします」とあいさつした。また、老人ホームでは「泣いている方が何人かいて、ぐっとくるものがあった」と話した。

　全ての訪問を終えた白鵬は「大阪に来て良かった。応援の力はものすごいものを感じる。あらためてファンあってわれわれがいる」と述べた。

　２８日にも堺市内の幼稚園を訪問する予定。