柳美里の今日のできごと

今度は、もっと近くで交尾……
これ完全に、見せつけてるんだよね……
上のオス猿の顔は放心状態……
下のメス猿は挑むようにこっちを見ながら、左手でしっかりとオス猿の腰を引き寄せていた……

なんといふ……

拙者は、ハイロウズの「SOTOデナ」を口ずさみながらその場を逃れたのでごじゃるよニンともカンともニンニンニンニン……

♪いっぱつやらせろ このヤロ〜 SOTOデナ〜SOTOデナ〜 アオカンやらせろ このヤロ〜 SOTOデナ〜SOTOデナ〜 アイアイアイアイおさるさ〜ん ワンワンワンワン野良いぬ〜♪

あぁクロマニヨンズのライブ行きたいな……

ヒロトー！
マーシー！

交尾をはじめよった……
下のメス猿が顔をひねって、上のオス猿の顔を見ようとしてるのが、いとイジらしい……
猿だってマグワイの時は見詰め合いたいのか……
などと考えていたのだが、
あまりにも臆面なく、あまりにも目の前で、猿の交尾が展開されている、その光景に若干赤面し、
１、２歩踏み込んで、
「おい、サルめ」
と信長口調で注意をしたら……
いったんは離れた…
離れたのだが……
なんと……

川沿いに２ひきの猿がおった。
首輪しとるから飼い猿……猿の放し飼いか……
と、通り過ぎようとしたら、猿が猿に駈け寄って……

ここ数日、持病の膀胱炎と胃痛と頭痛がひどく、缶詰先の旅館で、ペットボトルの水をがぶ飲みしながら横になっていた。
近所の薬局で購入した３日で飲みきりの(膀胱炎用)漢方薬が効いたのか、今日はずいぶん楽になった感じ……
風呂にザバッと入って、サクサクッと抗鬱散歩をして、書く。
書くよ。

しかし、春一番とともに、花粉の嵐……
ひどいね……
くしゃみと目のかゆみで熟睡できず……
こりゃ鎌倉帰ったら、病院に直行だ。

天気がいいから缶詰宿近くの公園で執筆しようと思い立って歩いてきたのだが、暑い…眩しい…そして花粉症のためくしゃみが止まらん……

息子と電話で話した。

風邪で昨日今日と学校を休んでいるとのこと……

品川にて、次号『文藝』掲載「自殺の国」の取材を終えて、缶詰先へ戻ります。

来週頭まで帰宅しないので、息子の授業参観に行くことができないのが、残念というか不安というか心配だけど……

ここが踏ん張りどき。
なんとしても、「自殺の国」を書き上げて、帰る。

もう一度、始発の時間に取材にこなければ……

♪がんばろ〜！ 突き上げるぅこぶしぃ〜♪

わたしは、てんとう虫食べながら甘酒だよ。
桂子〜しゅりしゅり〜
甘いよ〜
３kg肥えてたから、３日間夕飯抜きにするよ〜

生まれて初めて食べたけど、キャラメルつーか、黒糖つーか、とにかく甘いね、でも美味しいね。
夕食前後に、一人でひと箱食べちゃった……
いったい何カロリーなんだろうか……

チョコ好きのダダ(第二の母であり、フルートの師匠でもある寺田麻知子さん)の影響で、あんなに嫌いだったチョコレートを、いつの間にか食べれるようになっているランヤ本部長………………

うそぉ？

桂子がバレンタインチョコを届けてくれた。
てんとう虫チョコ、かわゆすかわゆ〜す！

雨雪の後遺症で、どろどろべしゃべしゃだろう、と避けていた源氏山を久しぶりに走る。
由比ヶ浜には、春ワカメ……
海って、春の雰囲気をひと足早く感じることができる。

ランニング中、小学校内で起きたイジメ事件に、どう対処すべきか、考えていた。

起きよう。
今日は、東京でライブ。
全身嫌な汗……
着替えて、出掛けなきゃ。

海辺を走ると、行き止まり感をはね除けられる気がする……
走ってる最中は、ね……

1時間走ってきました。
材木座海岸で、空手の胴着をきた子どもたちがサッカーボールを蹴っていました。
反射神経を養うためだろうか？

　親の期待からはずれたことを自覚した段階で、子どもたちは「申しわけない」と思い、自罰感情にさらされるようになる。これが高じると、この罪悪感は反転して、親への攻撃として表現される。「でも私は生まれたくて生まれてきたのではない」「なぜ生んだ」「育て方が悪い」などの言葉が子どもの口から吐き出されるようになるのは、こうしたときである。
　自罰感情が反転して攻撃として表現されないでいると、これはやがて自罰パラノイア（偏執症、妄想性障害）の段階にまで至ることがある。具体的には、過食症少女たちによく見られる窃盗癖はこれに由来している。窃盗→逮捕→処罰される屈辱、という連鎖の中で中核にあるのは、窃盗ではなく、逮捕・処罰なのであって、だからこそ少女たちは「捕まるまで」盗み続けるのである。この場合には、盗んだ店の店主や警察官に呼び出された親たちが屈辱にさらされるという点で、少女たちの復讐心をも満足させている。

斎藤学 『家族の闇をさぐる―現代の親子関係』