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大手書店 苦情理由に商品撤去

2月26日 11時44分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

本や雑貨などの個性的な品ぞろえで若者を中心に人気を集め、全国に380店余りを展開する大手の書店チェーンが、客からの苦情があったことなどを理由に過度に性的な描写や反社会的な内容がある商品を店頭から撤去することを決め、すべての店舗に指示しました。

商品の撤去を決めたのは、全国に書店チェーンを展開する「ヴィレッジヴァンガードコーポレーション」で、会社によりますと、今月、一部の店舗に商品を巡る客からの苦情が寄せられたということです。会社では苦情の詳しい内容について明らかにしていませんが、社内で協議した結果、全国のチェーン店に対し、過度に性的な描写や、殺人や自殺など反社会的な要素が強い書籍やマンガ、雑貨類などを撤去するよう指示したということです。この会社が全国で展開する書店の「ヴィレッジヴァンガード」は、「遊べる本屋」をキーワードに店員が独自の視点で選んだ書籍や雑貨などを販売しており、いわゆる「サブカルチャー」の発信地として若者を中心に人気を集め、すべての都道府県であわせて385店が営業しています。各店舗では、本社の指示をもとに問題があると判断した商品の撤去を進めているということで、「ヴィレッジヴァンガードコーポレーション」の広報担当者は、「現在、店舗のおよそ半数が大型ショッピングモールの中にあり、子どもや家族連れも多く訪れることからお客さまが、より安心して来られる店舗にしようと決断した」と話しています。