車・自動車SNSみんカラ

イイね!

トヨタ エスティマ

アーシング後の考察
カテゴリ : 電装系 > 電装パーツ > アーシング・プラシング
目的修理・故障・メンテナンス
作業DIY
難易度
作業時間30分以内
作業日 : 2009年12月09日
1
先日取り付けたアーシングについて考察です。

まず、5#系エスティマには充電制御のための電流センサーが付いています。
マイナス端子と電流センサー間(写真赤線)でアーシングすると、電流センサーに流れる電流値が変化してしまいます><
なので、電流センサーとボディー間(写真青線)でのアーシングに皆さんしている訳ですね、一つ納得。

アーシング取付
http://minkara.carview.co.jp/userid/617702/car/526912/985229/note.aspx
2
次にオカルト効果について考察です。

アーシングにより抵抗が減るといった事は理解できます。
抵抗が減る事でエンジン特性が変化する要素として、オルタネーターの負荷トルク※1の変化を考えました。
オルタネーターが発電でバッテリーは充電の状態の場合、
オルタネーターは一般的に定電圧制御だから、アーシングにより、赤①の抵抗を減らすと、緑①の電流(=電圧÷抵抗)が微増
(実際は、オルタネーターの発電量限界やバッテリーの受入電流、各種車両側の制御に制限される)
電流が増えると言う事は、負荷が増える=エンジンレスポンスの低下・・・
う~ん、オカルト効果の逆ですねヽ(  ̄д ̄;)ノ

話変わりますが、回路図書いて気づきました、ヘッド側の方が電位が低かったのは当然ですね。

※1:負荷トルク=電圧×電流÷1000÷角速度÷変換効率
3
では、バッテリー側から電力供給されている場合はどうなるでしょうか?
バッテリーからの供給が必要な状態ですから、当然オルタネーターは限界まで電力を供給しています。
負荷を減らす事で、最初にバッテリーの負荷が楽になって、バッテリーからの供給が必要無くなった段階で、オルタネーターが楽になりますから、この場合でも、赤①のアーシング効果は無さそうです・・・

っと、5#系は充電制御がありました。
加速時はバッテリー消費でオルタネーター負荷軽減といった制御が追加されています。
だとすると、赤①のアーシング効果はありそうですヽ(*´∀`)ノ
でも、3#系の時はこの制御無かったのに効果を感じたんだよなorz
4
ちなみに、オルタネーターの発電量を確認するために、エンジン始動中にバッテリーの-端子を外して様子を見ました。

極力消費を抑えた状態で、13.1~13.7vの間で電圧制御を行っていました。
ライトやAC等、通常走行時の状態にしてもエンストする事なく、11.7~13.7vの間で電圧制御を行っていました。

結果、5#系のオルタネーターの発電量は余力ありありのようですね。

それよりも、電圧制御の調整範囲が結構広い
アーシングによる0.005vダウンは誤差範囲程度かな・・・

注意:ネット徘徊中に、エンジン始動中バッテリーを外すと電子機器が壊れる可能性があるといった情報を見つけました。
ですので、この作業は実際に行わない方が良いと思われます。
5
加速中や充電中を考えると赤①よりも赤②でアーシングした方が効果はありそうです。

って、赤②をアーシングするくらいなら、ナビの電源落とした方が負荷トルクに対しては効果高いじゃんw

唯一、加速時の充電制御中に効果が出てるかもといった点がオカルト効果の説明になりますが、3#系では説明になりません。
という事で、オルタネーターの負荷トルクの変化については、オカルト効果の説明にはなりませんでした(´;ω;`)
(アーシングは消費電流が増える方向=負荷トルクが増える方向で変化する。
充電制御が、バッテリーからの供給電流増加分オルタネーターの負荷減をするとした場合のみ、オカルト効果と方向性が一致する
負荷トルクを減らす方向は、消費電流を減らす事になるので、ナビ等電源を落とせばその効果が体験できるはず)
6
点火系はどうでしょうか?

通常時は、オルタネーター電力による点火ですから、バッテリー側の赤①をアーシングしても、何等影響は出ませんね・・・
7
バッテリーからの供給が行われている場合は、点火系に供給される電流の微増が期待できます。
これかな、オカルト効果の正体は?

っとここで、工程4で見た電圧の変動範囲が頭をグルグルと・・・
0.005v変動でエンジン特性が変化するなら、通常の変動範囲で、めちゃくちゃ特性が変化するではないですか・・・ ありえません┐(´∀`)┌

また、オルタネーター同様に、ナビ等の電源落とした方が効果高い訳で・・・
8
今回の考察で分かった事は、アーシングの効果である抵抗減がエンジン特性に変化を与えているのであれば、ナビの電源を落として走ればもっと効果が出るといった事かな・・・

後の考察は難しそうなんでお手上げ(_ _,)/~~
ノイズの影響減だとかどう検証しろと・・・
この点にオカルトの効果を残して、終わりとします。
(オルタネーターは交流を整流して直流にしているため、正弦波形で電圧上下を繰り返しています。オルタネーターノイズの元ですね。
工程4でバッテリーを外した時、電流消費が多いときだけでなく、抑えた状態でも、室内照明は常に明滅していました。
この明滅は、バッテリーをつなぐ事で無くなりました。
ので、バッテリーのマイナス端子につなぐアーシングが、全く無意味とは思えません。効果は、0.0数%の改善/悪かもしれませんが・・・)

最後に、人の感覚は曖昧で直前の感覚ですら明確に覚えていません。
また、外的環境・車両の各種制御・負荷の増減といった変動要因が多い中、アーシングによる変化のみを感じ取れる事は無いでしょう・・・
だが、ここで一言、思い込み効果は絶大だと思いますw
500馬力の車に乗っていても、走らない車だと思っていれば不満です。
逆に100馬力の車でも、走るようにした車だと思っていると満足です。
効果の理屈なんてどうでもいいんです。
本人が良くなったと思えればヽ(*´∀`)ノ
関連パーツレビュー
イイね!
タグ
アーシング アース 検証 考察 効果あり?
関連整備ピックアップ
関連リンク
この記事へのコメント
2009/12/12 11:30:23
こんにちは。
毎度の事ながら、超理数系の内容ですね。
算数すらおぼつかない自分には、「すごい!」の一言です。
テスター等、もしかして専門職なのですか?
コメントへの返答
2009/12/12 13:25:05
学生時代に学校の教材で買わされたテスターを未だに持ってるだけですよ(^_^;)
電気は趣味で好きなだけで、仕事は事務職ですw
プロフィール
電気的なパーツ大好き! 2009年10月10日納車 エスティマアエラスGエディション ACR50W 純正風を崩さないレベルでいじっていきますw ...
ユーザー内検索
ファン
43 人のファンがいます
愛車プロフィール
QRコード
QRコード
このブログを携帯でご覧になれます
プライバシー
©2011 Carview Corporation All Rights Reserved.