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> 原作:武田日向
> 監督:安田賢司
> シリーズ構成・音響監督:佐藤順一
> 脚本:池田眞美子
> キャラクターデザイン・総作画監督:井上英紀
> 美術監督:川口正明
> 美術設定:ロマン・トマ/ルガル・ヤン/ブリュネ・スタニラス
> 色彩設定:品地奈々絵
> チーフCGIデザイナー:後藤浩幸
> 撮影監督:岩崎敦(T2studio)/加藤千恵(T2studio)
> 編集:後藤正浩(REAL-T)
> 音楽:コーコーヤ
> 音楽製作:フライングドッグ
> 音響制作:青二プロダクション
> アニメーション制作:サテライト
今日のワンフェス2011[冬]で公開された新プロモーション映像より。「GOSICK」が2クール予定だから、間を開けず続くな。
†赤くないったら、赤くないのだー!
犬のフンかりんとうは美味しいよね。着々とヴィクトリカを餌付けする久城の境遇が妬ましい。アブリル…ではなく、二代目怪盗クィアランが起こした、『春来たる死神』絡みの(原作通りなら本来はヴィクトリカと久城の出会いの)エピソード完結。ヴィクトリカの推理が素晴らしいと言うよりも、明らかにクィアランの間抜けっぷりに助けられた感が。読みかけの本や食べかけのお菓子が散らばってるのに、誰もいないと言い張るあのスルースキルは異常。頭の回る天才怪盗を自称するなら、誰かが隠れてる可能性ぐらい真っ先に疑おうぜ。あと、原作と時系列が入れ替わってるせいで、クイーンベリー号殺人事件を一緒に生き延びたヴィクトリカの存在を今更疑う久城はさすがに無理があるよなあ。しかも、原作ではクィアランの疑惑の目を反らし、久城の疑心暗鬼を促す役割を買っていた、ヴィクトリカの服を着せたヴィクトリカ本人そっくりのビスクドールネタがアニメ版ではカットされてしまったので余計に…。でもまあ、これで一応、久城がクラスメイト達に揶揄されている『春来たる死神』の由来、前回の騎士死体事件、アブリルの正体、アブリルが探していた本の意味、全てが繋がりました。久城に助けられた本物のアブリルは、次回以降サブヒロインとしてレギュラー化しますよ。次回からは、ヴィクトリカの母親とヴィクトリカ自身の出生の秘密に迫る、原作長編2巻のエピソードに突入かな?
前回までが原作1巻の長編エピソードで、今回からは原作短編集『s』1巻のエピソード。短編の方がヴィクトリカが安楽椅子探偵してるんだよね。短編集と言っても、一応連続した話になっていて、一見何の繋がりも無さそうな事件が少しずつ絡んでいて、最終的に、久城が不信感を抱いているアブリルの謎行動の真相へと収束していく。それと、今回初登場のアブリル(?)は、キャスト発表を勿体ぶっていたわりには、ヴィクトリカに対抗するヒロインっぽくないなあ…と感じたら、それはむしろ正解。キャストを隠していたのが効いてくる本当の理由=アブリルが取ってる怪しい行動、に対する答え合わせは次回へ持ち越し。しかし、無理心中の事件はともかく、久城が殺人犯と間違われた1件目の事件は、ワイヤーまで見つけておいて、犯人は久城だーと捕まえて、ヴィクトリカに助けを請うのは無理がありすぎるよな(笑)。警察はどんだけ無能なのかと。まあ、ヴィクトリカの知恵の泉が凄いことを賞賛させようと言うのではなく、どちらかというと、ドリル兄貴の無能っぷりを生暖かい目で見守らせると言うのが主体だと思うので、マジメに突っ込んだら負けなんだろう。そして、アブリルの話を夢中にする久城に嫉妬するヴィクトリカが可愛いかったから許せるさ。次回は、アブリル問題決着編かな?予告に出ていた“かりんとう”と、ヴィクトリカの本心が垣間見える、久城と出会った時の真相が明らかになって、真っ赤になるヴィクトリカが見られると思うとニヤニヤが止まらないぜ。