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〈映画大好き!〉日常に近い主人公が魅力 「忍たま乱太郎」藤森監督

2011年2月25日14時50分

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写真:藤森雅也監督拡大藤森雅也監督

 忍者修行中の子供たちが活躍する「忍たま乱太郎」の劇場版アニメが3月12日、全国公開される。藤森雅也監督は、1993年に始まったテレビアニメの第1回放送時からキャラクターデザインを手掛けてきた。乱太郎の魅力は「親しみやすさにある」と語る。

 15年ぶりとなる映画の副題は「忍術学園全員出動!の段」。1年生の喜三太は、事務員のミスで6年生用の宿題が出され、戦の最中のオーマガトキ城へ向かい、行方不明に。宿題をしてこなかった忍者のたまご「忍たま」たちは喜三太を救いに行く。一方、ある疑惑を解き明かすため、1年生の乱太郎(声・高山みなみ)たちも動き始める。

 テレビ版よりも映像を作り込んでいる。「背景をカットごとに変えて、時間と空間をきっちりさせています。ファンの人ほど新鮮な感じを受けるんじゃないかと思います」

 乱太郎を主人公に描くのに頭を悩ませている。「主人公らしくないんですよね。周りにいる強烈な個性のキャラの世話役に回っている」。そこが子供たちに受けている、とも言う。「アニメの登場人物は一般的に、エキセントリックに作る傾向がありますが、現実には、乱太郎のように潤滑油的な立場の子がいる。日常と地続きで取っつきやすいのでは」と考える。

 アクション場面に定評があり、今回もスピード感ある格闘シーンを映像化している。「同じような絵を延々と描くより、一コマ一コマ違うシルエットを描いて派手に動かす方が面白い」という。

 大阪芸術大学で映像を学ぶうちにアニメの面白さに目覚めた。アニメ制作会社で映画「ドラえもん」シリーズ作などの作画監督や演出を手掛け、昨年公開の「おまえうまそうだな」で監督デビューした。

 「昔はアニメーターとして絵を描くだけでした。いまは違う分野のスタッフの仕事で、作品の質が上がっていくのを目の当たりにするのが楽しみです」。監督という仕事の喜びがわかりはじめた。

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