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ニュージーランドに勇気運べ、語学研修中止の中学生が折り鶴作製/横浜

2011年2月26日

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 大地震のため、ニュージーランドへの語学研修旅行を中止した私立橘学苑中学校(横浜市鶴見区、西川温子校長)の2年生47人が、被災者を勇気づけようと、千羽鶴の作製を始めた。完成後の送り先は未定だが、現地や日本のニュージーランド大使館に送ることを検討していくという。

 2年生は当初、25日から3月5日までの日程でニュージーランドを訪問し、ホストファミリー宅でホームステイする予定だった。学校側は、今回の震災を受け、中止を決定した。

 訪問を楽しみにしていた生徒らは当初、ショックを隠せず落胆。だが、報道を通じて被害の詳細が明らかになるにつれ、その心境に変化が表れたという。

 お世話になるはずだったホストファミリーや被災者のため、自分たちにできることはないか―。皆で紙に書き出し、選んだのが「千羽鶴プロジェクト」だった。2年生全員で折り鶴作りを開始する一方、全校生徒に呼び掛けるため、ポスターと折り鶴回収用のポストも作製・設置した。

 さらに、昨年、研修旅行で同国を訪れた3年生からは募金活動を行う案も。テスト前で忙しい3年生に代わり、2年生が募金箱の作製を請け負うなど、支援の輪は広がりを見せた。

 本来は出発日だった25日も生徒らは折り紙を手に黙々と作業を実施。2年生の女子生徒(14)は「気持ちを込めて折った。もしけがなどしていたら、早く直してほしい」と、3年生の男子生徒(15)は「シンボルの大聖堂の倒壊は、現地の人もショックのはず。募金を復興資金にしてもらえれば」とそれぞれ話していた。


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