NHK福岡のニュース 福岡放送局
通常の8倍の汚染物質飛来
25日、福岡県内は日中、うっすらと白いもやがかかり、春日市にある九州大学の研究施設では、通常の8倍に上る微粒子が観測されました。
九州大学は、中国から飛来した大気汚染物質と見て注意を呼びかけています。
25日の福岡県内は、福岡市や北九州市などで日中、大気にうっすらと白いもやがかかった状態となり、福岡管区気象台によりますと午後3時の最低視程は4キロとふだんの5分の1に低下しました。春日市にある九州大学応用力学研究所の観測装置では、25日午後2時半から4時半にかけて大気中に通常のおよそ8倍の微粒子が飛んでいるのが確認され、西日本一帯の広い範囲に飛来したと見られています。
微粒子の主な成分は石油などの化石燃料を燃やした時に出る硫酸塩や「すす」などの大気汚染物質で、九州大学は、中国の工場や火力発電所などから飛来した可能性が高いとしています。
ことしに入って福岡県内で通常の8倍の微粒子が確認されたのは、今月上旬に続いて2回目です。
観測を行っている九州大学の竹村俊彦准教授は、「西寄りの風が吹くこれから5月ごろにかけて、たびたび飛来する可能性がある。呼吸器の病気を持っている人は外出を控えるなどの注意が必要になる」と注意を呼びかけています。
02月26日 12時35分
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