図書館ホームページ閲覧障害に係る経過等について

 

昨年来、当ホームページの閲覧障害に端を発した事案につきましては、市民の皆さまをはじめ、多くの利用者の皆さまにご迷惑とご心配をおかけしましたことを、まずは深くお詫び申し上げます。

これまでの経過等について、事案の当事者であるご本人様と話し合い、その結果をここにご報告いたします。

 

1 閲覧障害につながった行為について

事案発覚当時は、当館としては原因の詳細が分かりませんでした。しかし、現在では、ご本人様が行った図書館サイトへのクローリングが、技術的に一定の配慮が施されたもので、その意図も図書館システムの利便性を補おうとするものであったことと理解しています。

 

2 障害と混乱の真因について

当館は、その後の調査の結果、閲覧障害の真因は、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社が開発した図書館システムにあり、同社の不十分な対応が周知のような残念な状況へ導いたものと考えています。今回の事案について、同社が真摯に受け止め、反省を踏まえ、再発防止策等の今後の企業活動に教訓として役立てられることを期待しています。

 

 ご本人様の名誉回復について

  当館は、ご本人様の社会的名誉が回復され、今後、図書館利用者としての活動及び社会人としての活躍が、安心と平穏の中で実現されることを願っています。

 

 被害届の取下げについて

  当館は、ご本人様に事案発覚当時の状況とあわせて提出した被害届を取り下げないことについて説明いたしました。

ご本人様は、安全で安心な市民生活を実現するため、行政として被害届を提出する必要性があると判断すれば躊躇することがないようにとの思いを込め、当館の判断に理解を示してくださいました。

 

5 Web技術の発展について

 ご本人様及び当館は、今回の事案が技術の利用等の萎縮に結びつくことなく、将来にわたって、多彩なWeb技術が伸びやかに発展していくことを願っています。

そのために、両者は、それぞれの立場を尊重しつつ、より良い図書館システムの構築に向け、また、利用しやすい図書館とするため、今後も互いにコミュニケーションを深めてまいります。

    平成23年2月25日

                         

          岡崎市立中央図書館

 

 

なお、このたびの話し合いは、図書館交流プラザを中心とした市民活動を支援する目的で設立された市民団体「りぶらサポータークラブ」のご尽力により実現しました。

詳細については、以下のサイトをご覧ください。

 

http://www.libra-sc.jp/project/2011022422184615.html