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児童ポルノ、サイト全体遮断へ ネット業者ら基準策定

2011年2月26日5時44分

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 児童ポルノの掲載サイトをインターネット接続事業者が遮断する「ブロッキング」の実施基準を、業界や識者などによる「児童ポルノ流通防止対策専門委員会」が25日定めた。幼い児童の性交場面など児童の権利が著しく侵害される画像が一つでもあれば、サイト全体を遮断する。小学生以下を想定しているという。

 サイト全体を遮断すると、児童ポルノ画像以外の部分も閲覧できなくなる。委員会の事務局を務める財団法人インターネット協会などによると、本来は画像を一枚一枚ピンポイントでブロックする方が望ましいが、コストの問題から難しく、当面は全体の遮断で対処することにした。

 一方で、中高生などのポルノ画像を扱うサイトの遮断は、サイトに占める該当画像の割合が高いか、数が多い場合に限る方針だ。割合や数の基準は今後詰める。

 裁判などで違法と認定された画像でも、被害者の年齢や掲載枚数などによっては遮断されないケースがありうることになる。事務局は「当面の基準であり、今後もっと被害を防げる仕組みを検討する余地はある」と説明している。

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