和歌山の製油精製工場 40年間 ばいじん濃度未測定 |

和歌山石油精製 海南工場 |
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和歌山県海南市にある石油精製工場のばい煙発生施設で、法律により義務付けられているばいじんの濃度測定を40年にわたり実施していなかったことがわかりました。
濃度測定が実施されていなかったのは、「和歌山石油精製」の海南工場にあるばい煙発生施設、4基です。
大気汚染防止法では、煤やもえかすなどのばいじんの濃度測定が義務付けられていますが、この工場では長いもので40年にわたり、測定が行われていなかったということです。
和歌山石油精製の前島義彦社長は会見で「(原因は)当該測定に関する管理体制が十分に機能していなかったことにあると判断しており、深く反省している」述べ、「4基はLPガスを使っているため、ばいじんがほとんど出ないという認識だった」と説明しました。
問題発覚後に測定した結果、ばいじんは確認されなかったということですが、今後、測定の徹底を図りたいとしています。
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2011/02/26 7:33:
更新) |
中国輸入のクラッカー 回収命令 |

黒ごまクラッカー |
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大阪市内の食品会社が中国から輸入したクラッカーに、国内で使用が禁じられている添加物が確認され、大阪市は業者に回収を命じました。
違反があったのは、大阪市淀川区の食品会社「エヌエス・インターナショナル」が中国から輸入していた「黒ごまクラッカー」です。
大阪市によりますと、国内では使用禁止の「ターシャリー・ブチル・ヒドロキノン」という酸化防止剤が、クラッカー1キロあたり0.02グラム検出されました。
クラッカーは、去年11月と12月におよそ3万3千点が輸入され、国内15府県の菓子問屋などに販売されています。
問題の酸化防止剤は、健康被害が出るほどの量ではないということですが、大阪市は25日業者に対し回収を命じました。
この業者は、去年も同じ酸化防止剤を含むクラッカーをタイから輸入、販売し、回収命令を受けていました。
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2011/02/26 7:32:
更新) |
動物300匹が・・・ “移動動物園”が全焼 |

「今は何も考えられない。動物もかわいそうに」と園長 |
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滋賀県守山市で25日未明、移動式の動物園が燃える火事がありました。動物約300匹が死んだとみられています。
「今は、何も考えられない。動物もかわいそうに、みんな死んでしまった…」と、ため息をつく堀井嘉智園長。動物たちがいた建物は全焼。わずかに生き残った動物たちも、煤を浴びて真っ黒です。
25日午前2時ごろ、守山市の「堀井動物園」から出火。火は3時間後に消し止められましたが、トラやサル、ヤギなど約300匹の動物が死んだとみられます。堀井動物園は、園長自らが経営する移動式の動物園です。子どもたちに動物と触れ合ってもらおうと、全国各地の遊園地や保育園などに出向いていました。堀井園長は、「何年か前にもボヤを起こして、だいぶ改良していたのに…。申し訳ないです、全て…」と肩を落としました。建物が崩れ落ちる危険があり、生き残った動物たちは、ひとまず安全な場所に避難するということです。警察の調べによりますと、火元は暖房用の赤外線ヒーターとみられ、26日以降に本格的な検証を行うということです。
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2011/02/25 19:37
更新) |
JR脱線事故 前社長の裁判 元安全対策室長が調書内容否定 |

「調書の内容はありえないと思います。」と証言をひるがえす |
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乗客106人が死亡したJR福知山線脱線事故裁判で、安全対策の責任者だった社員が出廷し、山崎正夫前社長が安全対策に消極的だったとする捜査段階の供述内容を否定しました。
JR西日本の前社長・山崎正夫被告(67)は、福知山線の脱線事故が起きたカーブの危険性を認識しながらATS=自動列車停止装置の設置を見送ったとして、業務上過失致死傷の罪に問われています。25日は山崎被告の部下でATSの設置など安全対策の責任者だった元安全対策室長が証言台に立ちました。元室長は、1997年に起きた新幹線の事故を受け国への報告に向かう前、山崎被告から安全対策に消極的な指示をされた、という検察側の調書を否定しました。
【検察】「調書には被告人から『すぐにハード(設備対策)をやると言ってええかっこするな』と言われた、とありますが?」
【元室長】「調書の内容はありえないと思います。裁判長の前で証言すればいいと思って署名してしまいました」
元室長は「山崎被告が安全対策に積極的だった」と、捜査段階の調書とは逆の内容の証言を繰り返しました。この裁判ではこれまでJR西日本の関係者14人が証言しましたがいずれも「カーブへの危険性の認識はなかった」とする山崎被告の主張にそった証言をしています。
【ATS設置担当者】「運転士は指導を受けているので速度超過が起きるとは思っていません」
【現場カーブに速度制限の看板をたてた社員】「なぜ看板をたてたのか記憶にありません」
【娘を亡くした藤崎光子さん】「反省の言葉ぐらいあるんじゃないかと思っていたが、知らない、覚えていない記憶にないという証言ばっかりで本当にがっかりしました」
次回から、他の鉄道会社や事故調査委員会の担当者らが証言台に立ち、判決は秋以降になる見通しです。
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2011/02/25 19:31
更新) |
”副作用で死者” イレッサ訴訟で国の責任は認めず 製薬会社の責任は認める |

「国に責任がないのは腹立たしい」と原告 |
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肺がん治療薬「イレッサ」を服用し、副作用で死亡した患者の遺族らが国などを訴えていた裁判で、大阪地裁は25日、国の責任は認めず、製薬会社だけに損害賠償を命じる判決を下しました。
【藤本竜平記者】「勝訴です、勝訴ですアストラゼネカの責任が認められました一方で国の責任は認められませんでした」。
肺がん治療薬「イレッサ」は半年間という異例のスピード審査の結果、2002年に世界に先駆けて日本で承認されました。劇的に効く患者がいる一方、副作用で呼吸が困難になる『間質性肺炎』で800人以上が死亡しています。患者の遺族らは、命に係わる副作用があることを知りながら必要な対応を怠り被害が広がったとして国と製薬会社の「アストラゼネカ」に損害賠償を求めていました。25日の判決で大阪地裁の高橋文清裁判長は「アストラゼネカは当時の添付文書で『間質性肺炎』について死亡の恐れがあることを最初に書くべきであり注意喚起を図るべきだった」と指摘。死亡者が相次いだため緊急安全性情報を出した2002年10月15日までにイレッサを服用した3人の被害について責任を認め、総額約6千万円の損害賠償を命じました。一方で国については「添付文書に間質性肺炎を記載するよう指導したにとどまったのは万全とはいえないが、著しく合理性を欠いたとは認められない」として請求を退けました。原告の清水英喜さんは「製薬会社に関しては判決は本当に原告として満足です。が、国に対しては責任がないといっているみたいなので、すごく腹立たしい」と話しました。
国は「主張が認められたものと考えています」とコメントしています。
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2011/02/25 19:27
更新) |
NZ地震 大阪の女性看護師も安否不明 |

いまも28人の日本人の安否が分からず |
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ニュージーランドで起きた地震で、大阪市出身の女性看護士も安否不明であることが分かりました。連絡がとれない日本人は、28人です。大阪市北区出身の看護師・玉野裕子さん(43)。海外の病院で働きたいと、4年前クライストチャーチに渡り、全壊した語学学校「キングスエデュケーション」に通いながら、国家資格の取得を目指していました。「(連絡が)全然とれない。色々手を回してるけど、とれない」(玉野裕子さんの父・繁一さん)。父親の繁一さんは地震のあと、何度も電話をかけましたが、一向につながらないと言います。玉野さんは以前、神戸市内の病院で働いていて、阪神淡路大震災のときには自宅が半壊。大阪の実家に戻った後も、船で病院に駆けつけ、被災者の看護にあたりました。「心配だけど、どうしようもない。病院で働いているんじゃないかと思う。たくさん患者が送り込まれて、病院で一生懸命働いてるから、連絡ができないのではないか」(玉野裕子さんの父・繁一さん)。大学を卒業した後、英語を勉強したいと京都の外国語専門学校に通い、留学した濱崎有希さん(23)。学校によりますと、25日、濱崎さんの両親と学校の職員が、現地に到着したということです。「(現地で)色々な奇跡が起こっているので、それが現実になってくれたらという気持ちが強い。いちるの望みを託したい」(京都外国語専門学校・天川博之課長)。また、東京の留学あっせん会社を通じて渡航していた東大阪市に住む今岡敏子さん(35)も、安否が分かっていません。「看護師をしているだけあって、活発だった。一日でも早く無事で助かってほしい」(今岡さんを知る人)。地震発生から3日、日本人28人の安否はいまだ不明です。現地では夜を徹した救助活動が続いています。
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2011/02/25 19:25
更新) |
郵便割引制度不正事件 控訴審も無罪判決 |

無罪判決を受けた倉沢被告 |
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無罪が確定した厚生労働省の村木厚子さんの共犯として起訴された自称、障害者団体の元会長の控訴審判決で大阪高等裁判所は、一審判決を支持し、無罪を言い渡しました。
倉沢邦夫被告(75)は、郵便割引制度の適用を受けるため、厚生労働省の元局長・村木厚子さんらと共謀し、偽の証明書を作成したとして起訴されましたが、一審で無罪となりました。検察側は控訴しましたが村木さんはその後、無罪が確定しました。25日の判決で大阪高裁の湯川哲嗣裁判長は「村木さんとの共謀が無い以上罪の成立は認められない」、「検察が村木さんの関与を除いた起訴内容での審理を求めたことについて、不当と言わざるをえない」として、無罪判決を言い渡しました。倉沢被告は会見で「すがすがしい気持ちだが私と家族にとっては大変辛く長い2年間だった」と話しました。また弁護人は、検察が控訴して裁判を維持したことについて「恥の上塗りだ」と批判しました。
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2011/02/25 15:07
更新) |
火渡り神事 |

菅原神社(滋賀県) |
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護摩木の燃え殻の上を素足で歩き無病息災を願う火渡り神事が、滋賀県の神社で行なわれました。火渡り神事は、火によってけがれを払い立春からの新しい年の繁栄と安全を祈る祭りです。神事では、まず護摩木5千本の燃え殻を平らにならし宮司が渡り初めを行います。そのあと、素足になった参拝者たちは、無病息災を願って燃え殻の上を次々に渡っていきました。火渡りを体験した参拝者の女性は、「持病があったので来た。少し熱いだけでした」と話していました。
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2011/02/25 15:09
更新) |
スーパーに刃物男15万奪う |

被害にあったスーパー(徳島県小松島市) |
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24日夜、徳島県小松島市のスーパーに男が押し入り、店員をナイフの様なもので脅し、現金およそ15万円を奪って逃げました。
被害にあったのは小松島市赤石町の「スーパーセブン赤石店」で、きのう午後10時頃、男が店の奥にある事務室に押し入りました。男は、ナイフの様なものをちらつかせ、売上金を計算していた63歳の女性店員に対して「金を出せ。出さないと殺すぞ」と脅し現金15万円を奪いました。男は荷物の搬出口から逃走しました。女性店員にケガはありませんでした。逃げた男は年齢30歳くらい、身長160センチから170センチで、白いマスクに黒っぽいジャンパーとジーパン姿だったということです。警察は強盗事件として、捜査を進めています。
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2011/02/25 15:05
更新) |
ゴミ収集車に巻き込まれ女性死亡 |

女性を巻き込んだとみられるゴミ収集車 |
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25日朝、大阪市中央区でゴミ収集車のローラーに女性が巻き込まれ死亡しているのが見つかりました。警察は女性がごみを入れようとして巻き込まれた疑いが強いとみています。
25日午前7時半ごろ、大阪市中央区宗右衛門町7丁目でゴミ収集作業をしていた男性が、収集車のローラーから人の両足が出ているのを見つけ、近くの交番に駆け込みました。ローラーに巻き込まれたのは60歳から70歳ぐらいの女性で、すぐに救急隊員が救出作業にあたりましたが、既に死亡していました。作業員によりますとほうきで掃除していた女性が塵取りに集めたゴミを持ってきて収集車に入れていいか聞いてきたため、「入れていい」と返答したということです。その後収集作業を続けている間に女性の姿が消えていたということです。警察は女性がゴミを入れようとした際、何らかの理由で収集車のローラーに巻き込まれた疑いが強いとみて、詳しい状況を調べています。
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2011/02/25 12:35
更新) |
移動式動物園全焼 300匹が焼死か |

燃えた堀井動物園(滋賀県守山市) |
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滋賀県守山市で25日未明、移動式の動物園が燃える火事がありました。動物約300匹が焼死したとみられています。
25日午前2時ごろ、守山市岡町の住民から「黒い煙が見える」と消防に通報がありました。出火したのは移動式動物園の「堀井動物園」で、火は3時間後に消し止められましたが、飼育していた建物と倉庫約620平方メートルを全焼しました。この動物園には、トラやマントヒヒ、カンガルーなど約100種類の動物が飼育されていて、全国の遊園地や保育園を訪問するなど、子どもたちに親しまれていました。火事によって、大半の約300匹が死んだとみられています。堀井嘉智園長は、「今は何も考えられない。動物には申し訳ないことをした。みんな死んでしまって・・・」と話していました。警察と消防によりますと、火元は建物の中にあった暖房器具とみられています。園内では生き残った動物を移動させる作業が行われていて、このあと警察と消防で、詳しい出火原因を調べることにしています。
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2011/02/25 12:31
更新) |
ニュージーランド地震 大阪府の安否不明者は今岡敏子さん |

クライストチャーチの現場 |
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ニュージーランドで起きた地震で、近畿で6人が安否不明となっていますが、身元が分かっていなかった最後の一人が大阪府の今岡敏子さんであることが分かりました。
安否が分からなくなっているのは、大阪府に住む35歳の今岡敏子さんです。今岡さんは、東京の留学あっせん会社「ワールドアベニュー」を通じ、ニュージーランドに留学していたということです。また、安否が分かっていない濱崎有希さん(23)が在籍していた京都外国語専門学校が25日朝会見を開き、職員と両親が現地に到着したことを明らかにしました。「(現地で)色々な奇跡が起こっているので、それが現実になってくれたらという気持ちが強い。いちるの望みを託したい」(京都外国語専門学校・天川博之課長)。今岡さんと濱崎さんを含めた26人の安否は、いまだ不明です。
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2011/02/25 12:31
更新) |
舞鶴女子高生殺害裁判 「調書は警察と検察の誘導」 |

中勝美被告 |
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3年前、京都府舞鶴市で女子高生が殺害された事件の裁判で被告人質問があり、「供述調書は警察や検察の誘導によって作られた」と主張しました。
この事件は2008年、京都府舞鶴市の川原で女子高生の小杉美穂さん(当時15)が、顔を殴られて殺害されたもので無職の中勝美被告(62)が殺人などの罪に問われています。25日の被告人質問で弁護側から供述調書が作られた経緯について聞かれると中被告は、「警察管や検事に誘導され、作られたものだ」と話しました。一方、検察側から「事件があった日の夜、被告がスナックで飲んでいた」という従業員の証言について聞かれると被告は「事件があった日、私は外出せず家で寝ていた」「店が伝票を偽造して警察とグルになっている」と声を荒げて反論しました。
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2011/02/25 12:30
更新) |
国公立大学2次試験始まる |

大阪大学 |
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国公立大学の2次試験が始まり、近畿の各大学でも受験生が試験にのぞみました。
大阪府豊中市の大阪大学では、緊張した表情の受験生が試験会場に向いました。受験生は、「一浪して頑張ったので悔いがないように」と話していました。文部科学省によりますと全国の国公立大学の志願者数は、去年より1万5千人多いおよそ50万4千人です。不況の影響などで、学費が安い国公立志向が高まっているといいます。大阪大学では、午前9時から全11学部で2次試験前期日程の試験が行われています。大阪大学の前期日程の合格発表は、来月8日で後期日程の試験は、来月12日に行われます。
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2011/02/25 12:33
更新) |
B肝訴訟国が除斥の患者について見解示す |
B型肝炎の患者らが国を訴えている裁判で、国は発症から20年以上経つ患者への和解金を、大幅に減額する考えを初めて示しました。
この裁判は、国が行った集団予防接種で、B型肝炎ウイルスに感染したとして、702人の患者や遺族が全国10の地方裁判所で損害賠償を求めているものです。国は、発症から20年以上経つ慢性患者について、民法の規定を理由に、20年未満の患者よりも大幅に減額した50万円程度が和解金の基準だとする考えを初めて示しました。B型肝炎訴訟大阪原告団の久永信行さんは「病気で苦しみながら治療を受けている方に対しても同じように除斥を持ち出して、救済範囲から外そうということをいっている。一般の感覚としてはやっぱりおかしい」と話していました。原告は議員立法による解決を求めています。
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2011/02/25 9:29:
更新) |