大関琴欧洲(28)=佐渡ケ嶽=が25日、学校における相撲部の設立を熱望した。神戸市中央区で開催中の「ブルガリアの子ども絵画展」に出席。神戸市内の小中学生25人と触れ合い、すそ野の拡大を訴えた。
5年生の男子から飛んだ「お相撲さんになりたいんですが?」との質問に、青い瞳が一瞬輝いた。「今、兵庫県の関取は1人(十両栃乃若)。未来の兵庫県に夢を!!」と訴えた。もっとも、校内に相撲部がないことを知ると表情を曇らせた。全国の小学校には、わんぱく相撲などで活躍する相撲部の子どもも多く「学校の中にあればいいなと思った」と漏らした。
「今、相撲界は大変な時期で、一日も早く問題を解決していかないといけない。自分ができるのは、けいこをして、相撲を取ることだけ」。八百長問題に揺れる中、神戸っ子に元気とパワーをもらった様子だった。
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