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【プロ野球】

星野楽天 次は竜倒! オレがつくった北谷で古巣と対決

2011年2月26日 紙面から

5試合目で対外試合初勝利を挙げ田淵コーチ(左)らとナインをタッチで迎える楽天・星野監督=沖縄・宜野座球場で(千葉一成撮影)

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 楽天は25日、練習試合のハンファ戦で北京五輪金メダル左腕の柳賢振を電光石火の先制攻撃で攻略した。対外試合5試合目で初勝利。星野仙一監督(64)にとっては、26日の北谷での中日とのオープン戦に向けていいはずみとなった。星野監督が、思い出深い北谷で、ドラゴンズと相まみえるのは初めて。古巣にも一泡ふかせる気だ。

 中日のキャンプ地を1996(平成8)年沖縄・石川から、北谷に移したのが当時指揮官だった星野監督。選手宿舎に戻った闘将からは「北谷はオレがつくったんだぞ。ドラゴンズはしぶといし、強い相手。謙虚に臨むよ」と、とびきりの笑みがこぼれた。

 日韓イーグルス対決は楽天に軍配が上がった。1回、打者9人で5安打4得点。ベンチは、ファーストストライクから積極的に振っていくよう指示。先制打を放ったルイーズも初球の甘く入ったチェンジアップを左前に運んだ。北京五輪で指揮官を務めた闘将としては、柳を打ち込んだことで少しは留飲も下がっただろう。

 柳は3イニングを予定し、最速149キロも記録するなど速球のキレは一級品だった。だが、やや制球が定まらず、初回だけで31球を費やしたことで、1イニングだけで交代。“KO”に、星野監督は「みんな(柳を)知らないから打てたんだろ。打ったんだから、自信を持てと言わないと」としてやったりの表情だった。

 田淵ヘッドから骨盤打法を学んでいるルイーズが2回にもタイムリーを放つなど、つなぎの打線は好調。「決勝打になったけど僕だけの手柄じゃない。チーム全員が一丸となって点を取りにいったから全員をたたえるべきだよ」とルイーズ。枡田、中島、井野、中村、大広と、昨季は1軍半の存在だった若手メンバーがそろってタイムリー。手ごたえいっぱいで北谷に乗り込める。 

  (鶴田真也)

 

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