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【芸能・社会】

「竜馬後」見据え元親PR 高知県南国市の資料館

2011年2月26日 05時42分

 高知県南国市にある県立歴史民俗資料館が、土佐の戦国武将長宗我部元親のPRに力を入れている。ゲームで美形キャラクターとして描かれたことから、歴史好きの若い女性を中心に人気が高い元親。竜馬ブームの反動で観光客数の落ち込みが懸念される中、県は支援に乗り出した。

 元親は四国をほぼ統一したものの豊臣秀吉に敗北。「滅びの美学」に魅せられたファンも多く、県内には、大河ドラマ化を目指す動きもある。

 南国市にある一族の居城跡に1991年に造られた資料館は、2年前に元親のゆるキャラをマスコットに採用、知名度向上に取り組んできた。

 元親の資料は現存するものが数少ないが、昨年4月に手紙などの資料約70点を集めた専用展示室が完成。昨年に引き続き今年5月には、ファンが交流する「長宗我部フェス」も開かれる。

 四国統一に乗り出した元親を描いた劇団の公演も決まり、史跡や関係地をめぐるスタンプラリーや発掘調査も予定している。

 高知県も約400万円をかけ、居城跡に高さ約9メートルの戦国時代のやぐらを再現するなど資料館を後押し。「元親が見たのと同じ景色を体感できる」と観光客に売り込む。

(共同)
 

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