朝鮮総連の債権回収めぐり、朝鮮総連中央本部の土地と建物を整理回収機構が仮差し押さえ
「朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)」に対するおよそ627億円の債権回収をめぐり、東京地方裁判所が、18日付で朝鮮総連中央本部の土地と建物を、「整理回収機構(RCC)」により仮差し押さえを認める決定を出し、21日にRCCが仮差し押さえを行っていたことがわかった。
RCCは、朝鮮総連に対するおよそ627億円の債権の回収に充てるため、朝鮮総連の中央本部が入った東京・千代田区の土地と建物を競売にかけたいとしている。
しかし、登記上は「朝鮮中央会館管理会」という合資会社の所有になっていて、競売が認められないため、中央本部の所有権が総連にあることなどの確認を求めた裁判を起こし、RCC側は1・2審ともに請求が認められていた。
一方、総連側は、最高裁に上告しているが、判決が確定すれば競売が可能になるため、RCCは「念のため、保全措置として仮差し押さえを行った」としている。
(02/25 22:19)