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老朽化の門長屋解体へ 岩国 '11/2/25

 岩国市は、老朽化した同市横山の旧吉川家門長屋を解体する。市と民間人の分割所有で、民間所有の部分の屋根が昨年11月に崩れていた。市は倒壊の危険もあると判断。近くの錦帯橋や吉香公園の花見シーズンまでに解体することで、民間側と合意した。

 錦帯橋西側の市道に面した門長屋は、入り母屋造り、本瓦ぶきの東西約26メートル、南北7メートル。江戸初期の建造とみられる。市教委は1997年の調査で「市指定文化財の価値は十分にある」と評価していた。

 市は、東側のほぼ半分を2006年度に購入したが、残る部分の敷地、建物はいまも複数の個人が所有。市は、本格的な保存措置を取れていなかった。昨年11月1日に民間側の屋根の一部が大きく崩落。市は民間所有者と協議し、2月1日に解体で合意した。

 市教委文化財保護課によると、解体作業は23日に準備がスタート。3月1日から本格化し、3月中に終える予定という。解体に合わせ、岩国伝統建築協同組合に建物の記録保存調査をしてもらう。また、再利用できる部材や瓦は取り外して保管するという。

【写真説明】解体の準備作業が始まった旧吉川家門長屋。手前が民間所有部分


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