とりあえず、東方神起を調べてみた① (2010年11月~2011年2月)
テーマ:とりあえず、東方神起を調べてみた3カ月間で思ったこと・感じたこと
私が東方神起を調べ始めてから3カ月が経ちました。
なにか手ごろで、でも奥が深そうで、勉強になりそうなことを調べたいなぁ、と思っていたときに
東方神起が2人で再始動、というネットニュースを読んで、さらに2009年の激暗い紅白歌合戦を思い出して
「これは興味深いかもしれない」と、思いついて調べ始めました。
以下は、ほとんど私による私のためのメモです。時間が経ってから、確認のために読もうと思って書いています。
☆5人の東方神起に対する印象
はっきり言って調べ始めは少し苦痛で(笑)、というのも、5人のことを知るためにはかなりの時間が必要だったからです。
メンバーは5人だと思っていたのに、ユンジェとかいう新メンバーが出てくるし、
「ペンがトンのためにできることは・・・」とか、「トン」も「ペン」もわからなかった私には暗号にしか思えませんでした。
そんな、さまざまな謎と向かい合わせになりながらも、興味を持てたのは、5人が一生懸命にみえて、
それを魅力的だと思ったからだと思います。
はっきり言って、東方神起の日本の曲も、韓国の曲も、私のドンピシャの好み!という訳ではありませんが
彼らのパフォーマンスに対しての情熱と真剣さは、胸を打つものがあったし、彼らの人間性はファンを引きつけて
しかるべきだと感じました。(あと、彼らは思っていた以上に面白かった!)
ちなみに私が東方神起について調べ始めたときに書いたメモによると、
『顔立ちは中央に寄れば寄るほど、いわゆるイケメンで、スタイルは右に寄れば寄るほど、良い』
らしいです。並び順(ジュンス ユチョン ジェジュン チャンミン ユノ)を見ての解釈だったようです。
ジュンスドンマイ。でも君は間違いなく印象的だ!
☆東方神起(1幕)の活動停止に対する印象
さすがに別れてしまった理由を調べる頃には、自分の研究と東方神起研究で、睡眠不足になりました。笑
事務所が提示する鬼のような契約をめぐって、訴訟が起きているという印象だったわけですが、調べるうちに
そうでもないのかもしれないと思うようになりました。
その頃、東方神起(2幕)ファンの方の一部が、「とりあえず、このブログを読んでください」と呪文のように唱えている
ブログを読み、当時のニュースを読みましたが、どちらも気持ち半分で読んでいた記憶があります。
ただ、裁判記録は面白かったです。何処まで情報が正確なのか、疑わしいことは沢山ありますが、
東方神起に居ながらにして、3人は独自の活動計画を着実に進めていたこと
契約年数に不満を言うわりには、直前の契約更新では何も言わなかったこと
に対しては疑問を感じました。ただ、ユノとチャンミンが権力(事務所)に屈した、と捉えられるともそのときは
感じました。しかし、ユノとチャンミンに対して「権力に屈している」というイメージがないのは、やはり2009年の
舞台裏での彼らの言動によるものが大きいです。あのときの5人に漂う空気は最悪で、それでも頑張って取り繕う
とするユノと、その横でそれをサポートするチャンミンをみて、彼らは権力に屈した、というよりは責任感が強いの
だろうと捉えなおしました。2人は事務所が提示した“東方神起”で居ることに責任感と満足感を持っていたのでしょう。
チャンミンは特にそうだと思います。ユノは熟考の末、という感じもします。ユノは実際、どのような思考があったのか
わからないことがまだまだ多いです。ただリーダーとして、チャンミンをひとりにしなかった行動は評価できます。
とりあえず3人は色んなことに疎かった、これが活動休止の大きな原因になったのだと思っています。
☆東方神起(2幕)とJYJに対しての印象
昔の私にとって東方神起のイメージを担っていたのは、ジェジュンとジュンスで、そんな彼らが所属している
JYJは音楽面では安定するだろうと考えました。3人でハモリまくって奇麗なコーラスと力強い歌声を期待できる
グループになるのだと思いました。しかしここで出会ってしまうのです、Ayyy girlに。
衝撃的な歌詞、衝撃的な容姿、衝撃的な英語、衝撃的なダンス、衝撃的な前掛け、がっかりだよカニエ・ウェスト
正反合とかを歌っていた人たちが、いわゆる“君って堪らないよ、ベイビー”的な歌詞を…しかも英語で。
何故あの段階で英語のアルバムを出したのか不思議でした。ユチョンは歌い方に癖を出しすぎたのが原因な気がしますが、
3人の英語はあの段階では通用するわけがないと思います。そしてカニエはどういう気持ちで仕事を引き受けたのか本当に気になります。
この間もCDジャケットのデザインが問題になっていたし…しっかりしろカニエ、このままではただの変態になってしまう!
とにかく、JYJの音楽活動には面喰いました。Avex路線で行くのかと思いきや、まぁ諸事情はあるのでしょうが
気が付いたら洋楽テイストだし、ブレているなぁという印象です。
そして東方神起の2人については実はあんまり期待できないと思っていました。というのは華がないイメージだったからです。
でも少しだけ期待を持てたのは、東方神起にはユノが居るからです。彼の若干オカマテイストの入ったダンスが
最強に艶やかだし、彼は私の今の東方神起イメージを担っている人なので。そして去年秋のSMタウンのライブで
東方神起のパフォーマンスに面喰いました。ユノの横に居た人は本当にチャンミンだったのか。
チャンミン爆発。身体がまず以前と全然違うし、そしてダンス、オーラ。チャンミンは生まれ変わりました。
このパフォーマンスのおかげで、東方神起を調べるモチベーションが上がったのは否めません。
当初の予想とは反して、JYJのパフォーマンスは彼らの良さが伝わらず残念で、
これも当初の予想とは反して、東方神起のパフォーマンスはカッコよかったです。オーラがある、とはああいうことですね。
このようなJYJと東方神起(2幕)への印象については、今もあまり変わりません。
☆ファン心理に関しての印象
最も勉強になる部分です。
JYJが持つ疎さや弱さは、すべての人間が持つものだと思いますし、東方神起(2幕)が持つ厳格さや強さも
すべての人間が持っているものだと思います。ただ、言動として表れたものをみていると、JYJは批判されても
仕方ないとは思います。逆に考えると、そのような残念な言動は、彼らの疎さと弱さから来ているものなので
そんな人間が持つ疎さと弱さを前面に出してしまっている彼らは、本当に余裕がないのだと思いますし、可哀そう
だな、と思ったりします。私がJYJに持っている感情は同情に近いと思います。
個人的に、さまざまな1幕からのファンの方をみていて思うことは以下の通りです。
5人での復活を求めるファンは、本当に5人時代が大好きだったと思いますし、物事が沈静化して
5人全員に幸せになってもらいたくて、そして、その姿を見たいのだろうと思います。
2人の東方神起を応援するファンは、自身の正義を守ろうとしていると思います。東方神起(2幕)が持つ
厳格さと強さ、そしてそれが滲み出るパフォーマンスに魅かれているんだとも思います。
東方神起(2幕)とJYJをそれぞれ応援するファンは、それぞれの選択を尊重していると思います。このようなファンの方は
意外と多い印象です。このようなファンの方は、東方神起騒動に対してすごく調べ上げている人は少なそうですが
東方神起の5人をキレイなままにしておきたいというファンの気持ちは理解できます。
JYJだけを応援する方は、単純に3人の方が好きなんだと思います。雰囲気が好みなのか、好きなメンバーが
居るかどうかだと思います。それで少し面倒くさいのは、単純に3人の方が好き、で止められない傾向があることです。
東方神起(2幕)のファンは、「ユノとチャンミンは東方神起を守ってくれたから」
「辛い時期を乗り越えて最高のパフォーマンスを見せてくれるから」「人として尊敬出来るから」、という
超もっともらしい理由を応援する理由として挙げることが出来ます。もちろん、どれもその通りだと思いますが、
このようなコメントの裏側には、「JYJは東方神起を捨てたくせに」
「2人が辛い時期に微妙なパフォーマンスをしていたくせに」「人として全然尊敬できない」、という
JYJへの隠れ批判が潜んでいる場合もあると思います。3人のファンは、単純に3人が好きなんですよ。
ですがそういうコメントさえ、JYJへの批判だと受け取ると思います。そして良くわからない方向から
東方神起を批判することになってしまいます。その行動は、「単純に3人が好き」という気持ちを自身で否定する
ような行動であり、もっともらしい理由がなければ、誰かを応援してはいけないのか?と思ってしまいます。
JYJが批判されるのは、ある程度仕方がないでしょう。それでもJYJを応援したい、というのなら
それはそれで何だか強い意志を感じますし、良いと思います。好きなものは好き、それは変えられない。
しかしJYJを応援するために、もっともらしい理由を創り上げる行動は、いまいちだと思うし、もっともらしさを
増すためにユノとチャンミンを使うのであれば、それは卑怯だとしか言いようがありません。
好きな人をもっと好きでいるために、人はここまで醜くなれるということを痛感しております。悲しいですね。
JYJファンのカリスマブログ(?)を見に行ったことがありますが、人はここまでイケるのか、と驚きました。
一番びっくりしたのは、Whyのパフォーマンスをボロクソに言っているのをみたときです。呪文は良くて、
Wrong Numberは良くて、Purple Lineは良くて、Whyは駄作…?(一部脚色あり)
好きな人をもっと好きでいるために、自分たちが守ってきた音楽への意識まで変えなくてはいけないのか。
可哀そうです。もちろんJYJの一部のファンが、です。JYJが立ち直ったときに、彼女たちも立ち直るのでしょうか。
ユノとチャンミンは今となっては、ちっとも可哀そうじゃありませんね。