工藤会“長野会館”医療法人に売却契約
工藤会“長野会館”医療法人に売却契約 02/24 12:06

去年、指定暴力団・工藤会が北九州市に設置した事務所の売却問題で、工藤会が市内の医療法人に土地と建物を売却したことが、県警への取材でわかりました。

北九州市小倉南区の工藤会の事務所については、市内の医療法人が老人施設の建設を視野に工藤会側と交渉を進めていました。

県警は、売却で工藤会に利益が出れば、暴力団への利益供与にあたる恐れもあるとしていましたが、最終的には売却交渉を静観する方針を示していました。

県警や市によると、医療法人側がこれまでに、工藤会から土地と建物を買い取る契約を交わしたことがわかりました。

工藤会側は関係者に対し、「管理に困った前の持ち主を助けるために購入したもので、利益は慈善団体に寄付する。老人施設として市民の役に立つことを期待している」と話しているということです。